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 4月19日は私達にとって忘れられない日、決して忘れてはいけない大切な日です。いだきしん先生の奥様、晴美様がお亡くなりになった日です。人間の業を背負いを光となられたこと、このことが生命の中心にあります。そして美しい生命が重荷を背負い倒れていく世の中は変えたいと心に誓った日であります。今年は迎賓館でのコンサートへと導かれました。久しぶりの迎賓館コンサートです。比叡山は新緑の輝きが、新しい生命エネルギーが湧き出るように、美しく清々しい風が吹いていました。いだきしん先生が自らお浄めコーヒーを淹れてくださり、いだきしん先生が創られた器にて頂くひと時は、真に心身浄められ新たな出発ができる心身となります。そして迎えたコンサートを一音一音心静かに受け止め、聞けるひと時の尊いこと、かけがえのないことこの上なく感謝の気持ちが溢れます。闇を受け容れ、溶け合い、生命の言葉が生まれるようにピアノの音が生まれてくるのです。避けることも逃げることもなく、ど真ん中に生きながら闇が光に溶けていくそのプロセスは、正にいだきしん先生の生き方そのものと感動致します。人間だったら皆こうやって生きることができれば平和な世界になるともはっきりと分かるのです。学び身につけたいとしっかりとお聞きしました。休憩の後のお話は奥様との出会いから共に生きてきた人生を聞かせて戴き、何と幸せなひと時だったでしょうか。弘前に先生のご自宅があった頃にお伺いさせて戴いた時に、一緒にし血の通う人間となった経験が思い起こされます。愛に溢れ、温もり溢れ、人間はこう生きる存在だと生命で分かる空間でした。今日も弘前のご自宅に招かれたように感じ、ただ居るだけで愛に満ち、喜び満ち幸せでした。涙よりない経験です。愛に生きることが人間です。そして人間は死んでも終わらない、魂はひとつであり永遠であることを今日も生命をもって経験させて戴きました。愛に生きる時代です。たくさんの尊い生命が失われてきた長い人間の歴史が、愛に変わる大転換期の時とは昨日のコンサートから今日のコンサートを通して体感させて戴きました。かけがえのない尊い時を経験させて戴き感謝よりございません。新しい人生を生きていきます。ありがとうございます。

いだき京都事務所にて