東京の街は桜の花が満開に咲いています。川縁に添い、桜の並木道が見えると、夢の世界へ誘われる道に見えます。美しい季節です。心の中では3月が無事に終われば、新しく拓かれる4月が訪れると感じ、全てが無事に終わることを祈っています。大阪では難民キャンプに送る物資の荷作りと通関手続きをたくさんのボランティアの人がお手伝いしてくださっています。東京では私の作品展をボランティアの人が開催してくださり、出会いの場を作ってくれています。3月31日には両方終わります。そして4月1日の京都コンサートホールでの、いだきしん先生のコンサートを迎えます。大きく飛躍するコンサートと見えます。できる範囲でできることをしていると死にゆくことを茹でガエルに例えてお話してくださった以前のいだき講座でのお話しはいつも心にあります。できることをして楽をしていると死に向かっていることを生命でわかっています。力も元気も出なくなるのです。できないこと、不可能に向かう時は力が生まれ、元気になります。いだきしん先生にお会いした頃、力は出し切ると生まれるとのお話をお聞きし、大変驚きました。が、生命ではよくわかります。力を蓄えたり、貯めると、次第にやる気が出なくなり、気力も失せてきます。力を出し切ると確かに新しい力が生まれるのです。今の時は力を出し切り、新しく生まれる力が必要と感じます。生命が不可能に向かい働いているように、できないことに挑戦し続けていくことが元気で生きていけます。全てにおいて限界を突破していくことが大きく飛躍できると見え、いだきしん先生のコンサートにて限界突破、飛躍する経験をさせて戴けますことは人生において最高のチャンスと考えます。4月1日の京都コンサートホールでのピアノとパイプオルガンの即興演奏をお聴きできます最高の機会を多くの方々に活かして頂ければと願います。
六本木/KEIKO KOMAギャラリーにて