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 比叡山で迎える朝は鳥の声が高らかに響きわたり、あちこちで鳴く鳥の声の合唱が聞こえます。共鳴し合う鳥の声から生まれる空間は宇宙へと通じています。人間も真の声で表現できれば、宇宙への道が作られると見え、以前、縄文の地にて聞こえた大地の声を思い出します。同じメッセージを受けました。美しい人間の心が共感し合うことも宇宙への道が作られると聞こえました。鳥の声が聞こえる空間にて「風の便り」を収録しました。ずっと鳥が鳴いていました。私の詠む「風の便り」を聞いていることが体でわかる体験でした。自然の生命とひとつで生きる人間です。とっても豊かなひと時です。雨に潤う草花も、新しい光、風を受け、気持ち良さそうに風に揺れています。気持ちの良い時です。山を下り、京都へ行くと、またあちこちが痛み始め、心の中で「はるか彼方」と言うと、痛みが消えてくれるのです。これからは、はるか彼方で生きるよりないと生命をもってわかります。世俗は地獄のように苦しいとは昨日から痛む体をもって身に沁み感じています。この社会で生きながら、はるか彼方に通じる内面で生きていかねば苦しくて生きていけないと感じています。そしてはるか彼方で生き、生命が豊かに輝き生きていける平和な世界を作っていきます。京都にて開催されます、いだきしん先生のコンサートがいかに要かが時間が迫るにつれ、より感じるのです。要の場には身を置いて頂きたいと切に望みます。皆様のお越しをお待ちしています。

いだき京都事務所にて