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レバノン大使よりこの度の救急車を贈らせて頂いた事に対しての御礼の銘板が届きました。大使公邸にご招待された時の最初と最後のご挨拶は、涙ながらの御礼の気持ちをお伝え下さいました。「どれだけのレバノン人が助かる事か」とそのお声を聞くだけで私も涙がにじみました。日本で生き、活動出来る事はとても恵まれている事を改めて感じる機会となりました。爆発事故により家を失った人も多く、以前からシリアやパレスチナの難民が多く暮らしているレバノンの地です。どれだけ困難で厳しい状況であることかと身に受ける苦しみにより甚くわかったのです。大使公邸に飾られていた絵画は、レバノンの風景画でした。私が大好きなレバノンの風景です。レバノンに行く様になった頃、ある本に掲載された写真に魂震えました。遺跡の中にある中庭にて美しい花が咲き、水飲み場の蛇口から水の雫が落ちる光景に魂震えました。フェニキアの暮らしが蘇る様な経験でした。美しい人間の暮らしを奪う事はあってはならない事です。昨日も絵画を見、魂動くと同時にこれ以上美しい暮らしを奪う事はあってはならないと大いなる存在に祈りました。多くの経験をさせて戴き、経験を活かし、真に人間が健やかに生きていける社会を創る為に人間とし真っ当に生き、働いていきたい気持ちで一杯です。ありがとうございます。

六本木/KEIKO KOMAギャラリーにて