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京都、比叡山での活動は歴史の根が深いと感じます。拠点を作った頃は私の目には真っ黒に見えた大地、空間でしたが、いだきしん先生がコンサートを開催してくださる度に闇の覆いが一枚一枚解かれるようにし、剥がれていくのです。その都度、大地に光が灯り、空間が澄んでくるのです。八坂の塔の真下に「高麗ギャラリーカフェ」を作った時は歩けば足にまとわりついてくるものが重く、暗い空間でした。次第に明るくなり、海外からのお客様も急激に増えました。コロナウィルス感染拡大となり、海外からのお客様はいなくなりましたが、空間は明るくなったことは一目瞭然です。昨夜の八坂の塔の上に広がる空の広さ、奇跡の光があらわる光景に、時代は完全に変わったことを告げられました。八坂の塔の前に立つと、全方位で動く光の球体が見え、孟スピードで上昇しながら拡大している光景が見え、そのエネルギーに触れました。夜の闇であっても夢見坂から見える山々の風景は歴史的でした。いつもここに立つ時、この風景を見、昔この地から同じ風景を見ていた国創りの魂を感じます。間も無く良い国となることを過去に生きた人も切望していることを感じ、生命ある私達が人間とし真っ当に生き、働いていこうと内から意欲が湧いてきます。
比叡山でも歴史の風が吹きます。風の音は漣のように聞こえ、いつも自分がどこにいるのかと考えてしまう瞬間があります。海辺にいるように感じるのです。海の向こうからの風の便りを聞こうと心澄ますのです。幾度聞いても風が吹くと波の音と聞こえる夜があります。魂の声とも聞こえます。ここにも国創りの魂の風が吹くのです。故にここに導かれたのかと考えます。いつの時にかは答えが見える時が来ると感じ、未来へと向かい、比叡山を発ち、琵琶湖を眺める道を通り、東京に帰るのです。そしてまた次のステージへ向かうのです。