エチオピアコンサートに向かいながら、私はレバノン、フェニキア9000年前の都市ティールでもコンサートを開催したくて動いていました。早春の風が吹く時、日本を発ち、再びレバノンに行きました。コンサート開催に向かい、レバノン大使がご紹介下さった大使の友人にお会いしたり、様々な場所にコンサート開催の可能性を求めて動きました。大使の友人は、やはりティールのご出身の方でいらっしゃいました。今思えば、私が2005年に「高句麗伝説」を開催した遺跡の野外劇場を見下ろすマンションにお母様やお姉様がお住まいでした。ティールに行った時に御家に行かせて戴き、高い所から、いだきしん先生が野外劇場を撮影されたのです。この映像は当時、東京カフェ哲の「FATHERドキュメンタリーサロン」にて何度も皆で見ていた映像です。
大使の友人にご案内頂き、ティールのいくつかの場所に行かせて戴きました。一つは子供の施設でした。その組織の理事長さんは、ずっと帰って来ないというお話を聞きました。どの様な意味かと最初分からずにいましたが、理事長さんの妹さんにお会いし、その事情をお聞きしました。未来を予言する予言者だった理事長さんは、爆撃が起こったりすると、誰がその事を行ったかという事を分かる感覚があった様です。リビアのカダフィ大佐に国創りを共にしてほしいと依頼され、リビアに向かったそうです。それ以来、消息が不明となったとお聞き致しました。その方のトランクがローマの空港に着いていたという事だけ分かっているだけで本人はそれ以来、何処に行ってしまったのか分からずに、ご家族が捜し続けているとお話下さいました。何という事が起こっているのかと大変驚きました。ティールにいると、予言者と言われる人が大勢いる様に感じます。何方にお会いしても、予言者の様な瞳をされています。ティールの地にいると空間が異次元空間となり、時空を超えた世界となりますので、内面が時空を超えた世界で生きる様になるのだと私は感じていました。私も、ティールの地を歩いていると、この世の次元ではなく、異次元に飛翔する感覚があります。この世の時間ではない、異次元の時間で生きている感覚となるのです。きっとこの地は予言者が現れたり、当たり前に人が見えないものが見える人がいらっしゃるのだと感じていました。私も人が見えないものが見え、未来が見える感覚が生まれつきありましたので、私の様な感覚の人が当たり前にいらっしゃるのではないかと感じながらティールで過ごしていたのです。