強い風が吹くマドリードの街です。そして次第に雨が降り始め、寒い日となりました。ホテルからすぐ近くのギャラリーで作品展を開催させて戴きました。設営から異国の地に来たようには感じずに、日本から一緒に来て下さったスタッフと皆で動く時はいつも生命が躍動し、喜びと感謝の気持ちで一杯です。知らない地であっても自分が世界に発信したいことをできる機会がありますことは誠にありがたいことと感謝します。
日本の着物生地を染めたものを上からかけて展示すると、圧巻です。空間まで変わってしまいます。お越し下さる方々も大変喜んで下さるので、ほっとします。入り口ではモスクワで開催しました「高句麗伝説」をかけています。ただならぬいだきしん先生の演奏の凄さに鳥肌が立つ程、感動します。このように魂から感動することができる演奏を聴かせて戴き、幸せです。ロシアの詩を詠む場面では、当日も舞台上で号泣していましたが、今も泣いてしまいます。胸の奥深くにある引き裂かれた悲しみに触れ、引き裂かれた同胞に会える喜びは喜びという言葉では表し尽くせぬ感情です。時は今と感じる詩であります。マドリードにてロシアの「高句麗伝説」を聴くことができ、皆で涙流している巡りも不思議です。今日は一日大変しんどい日でしたが、明日に希望を感じ、一日が終わりました。明日は今日とは違う一日となると感じます。多くの魂と出会えますように。。。
ロシア/ウラジオストク ホテルにて