「風の便り」を聞こうと外に出ると、ふっと向こうから風が吹いてきました。秋風でした。風は魂の声と分かります。詩を詠むと、たくさんの魂が応援してくれていることを生命で感じるのです。鳥の声が語りかけてくれて共に在ることを伝えてくれたり、風がいつも魂の声を運んでくれたりと、自然の生命に助けられ生きている毎日です。人間が生きる世界は、人間の尊い生命が傷ついたり犠牲になる、あまりに無惨な世界となっています。人間が人間であることを取り戻さなくては、人間の生きる世界は無くなることを、昨日の、いだきしん先生のピアノコンサートで自らの生命をもって経験しました。生まれもっての資質を今こそ見出し表し、人間の生きる世界を創る時ということがよく分かります。大いなる存在と繋がり生きることが生きる事と、私自身はコンサートで経験させて戴きました。そして最も人間の美しい心が通い合える瞬間が、私にとって生きる喜びを感じ、楽しいと感じる事を自覚しました。人間とはこんなに素晴らしいんだと、場は離れていても魂はひとつになり共に生きていける存在であるのだと分かると、生きていく力が生まれます。そして人間は終わらない存在であることが分かる瞬間が、私にとって生きている瞬間です。日々、未知の世界に向かい生きることが始まりました。風吹くままに生きる毎日となっています。
 世界全体が危機にある今、一人一人の生命のはたらきを取り戻し、生命が生きていけるように生き働くことが、生きる事と行き着きます。日々たくさんのはたらきかけが共に在ってくださり生きています。ありがとうございます。

六本木/KEIKO KOMA ギャラリーにて