幼い頃から
行き場のない苦しみ
怒り
悲しみ
どこにも持っていけず
解決もなく
気が狂いそうになる限界を感じていた
抑え込むことによってより生きていけない悲しみ
身に沁み
泣いても答えのない苦しみ
内に抑え込み
この世で生きる
ピアノの音
重厚で深い音に
押し込め
隠し
押さえ込んできた
行き場のないエネルギーが動き出し
表現し
この世を変えていく
人間とし生きることを忘れた
人間とは言えない状態を続けることは
滅びに至る道
どんな時でも人間は人間であること
愛に生きること
貫き生きる人間が
新しい世界を創る
偽り
真らしく振舞うもの
全ては剥がれ
素のままが現る
頭に覆われた偽りの覆い解け
神一体と生きる人間の本来の姿を取り戻す
尊い時
新しい真の人間としての人生
生きる
三鷹市芸術文化センターにて