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私は新緑の輝き、風が大好きです。今日の比叡山でどこまでも爽やかな風に吹かれ、何て気持ちが良い風でしょうか、と感動します。空間に浮かぶ紫色の花に魅せられます。木蓮でした。懐かしい花の名の響きです。子供の頃に母と眺めた紫色の花です。父は四季折々の花が咲くように庭を作ってくれました。人生を悩み苦しみ生きてきた私は春になると美しい花が次から次へと咲く光景に心慰められ、美しい花に希望を感じ、美しい花が咲くから私も希望を持って生きていこうといつも生きていく勇気を与えてくれました。木蓮の花の名の響きに異質なまでに鮮やかな紫色の花の美しく清楚で、高貴な姿に人生を深く考えて生きてきたことを振り返り、今、比叡山に工房、住まい、迎賓館、お茶室を持つようになった人生の不思議なことを想います。この地に居ると、国創りの風が吹くのです。初めて迎賓館の土地の候補を見にきた時、夜の闇の中であっても山の向こうに琵琶湖の香りを感じました。突然、一陣の風が吹いたのです。風の音を言葉にするなら「国創り」でした。最も望むことです。私がこの地に来ることを決めた瞬間です。今も訪れる度に国創りの風が吹きます。毎回、これから始める気でまた東京へと帰ります。何度繰り返してきたことでしょう。毎回始める気になり、今も始める気でいます。この動きが国創りとなっているのかもしれないとふと気づきました。国創りは人創りと考えます。人間が人間とし真っ当であり、美しい生命、心で生きていければ良い国は創られます。人間の内面を清め、最も美しい心を取り戻す経験ができます、いだきしん先生のコンサート、講座にて、美しい生命、内面を養う機会は国創りとなっているのです。最も望むことができ、ありがたいです。日々、体に気をつけ、内面豊かに美しく生き、世界に向け、伝えたい生き方を発信していきます。ありがとうございます。