年明けて2020年の1月16日、ウラジオストックのギャラリーをオープンする為に再びウラジオストックへと向かいました。
この時もとても寒く、凍った道路を転ばないように気をつけながら歩き、ギャラリーがあるビルまで皆でホテルから歩いて行きました。スーツケースは税関から戻ってきていました。皆でスーツケースを開け、商品を一つ一つ点検しディスプレイをしました。私は何よりウインドウに同胞探しのポスターをきちんと飾れたら良いと考えました。中々人が入って来ないビルですので、ギャラリーを運営するにはとても厳しいことはプレオープンの時から考えていました。ウラジオストックで私達の代理を務めてくれる女性に色々お話しはしてみましたが、打つ手が見つけられずに正直は困り果てていたのです。ギャラリーはオープンしましたが、人が来ることがないこと、仕事にはならないことは目に見えていました。このギャラリーをいかに運営できるか、繁栄できるか、考えても考えても中々道が見えないでいることが自分の悩みとなっていました。