世界伝説 第144弾

素晴らしいピアノコンサートの次は、いよいよ「高句麗伝説」本番です。川の畔の舞台です。今になれば、何が起こり、どの様な経験をしたかは覚えていないのです。ただいつも無我夢中で行ないますので、生命は躍動し未来への希望に溢れます。

グジャラートでは、夜空の神秘的な輝きが心に残っています。遥か彼方とここはひとつと感じます。私はこの世の限界に苦しみ、遥か彼方に通じて生きる事よりない事を長年ずっと身に沁み経験し分かっています。グジャラートにて遥か彼方が見える空に、ここが人間の生きる世界と感じました。魂の故郷に帰り、遥か彼方に抱かれていた体感だけが残っています。

この地で詠んだ詩も詠ませて戴きました。ヒンズー教徒が大半の町でした。多くの方々の祈りが天の彼方に届いていく光景が見えます。いだきしん先生は、その土地の事もその土地で生きる方々の事も亡くなった霊魂も全て引き受け、身に受け、解放の表現をされます。土地も解放され、人々も解放されていく事を共に経験出来ます事は、何より生命の喜びです。これ程嬉しい事はないといつも生命をもって分かるのです。グジャラートでの「高句麗伝説」が無事に終わり、皆で夕食を共にした時の事が心にあります。何がという事はないのですが、楽しかったという感覚があり続けます。

皆で気持ちを活かし、力を合わせコンサートの場を作っていく事は生きる喜びです。どの様な事があっても共に活動する仲間がいる事は、生きる力となり、生きる喜びです。皆で喜び合い、夕食を共にした事の楽しかった事、今も心に輝きとしてあり続けます。アマンビールさんのご家族も大変喜ばれました。いだき講座を受講されたお兄様ご夫婦も、関係が改善されたと喜んでおられました。

インドに導かれ、招かれ、ニューデリーとグジャラートで「高句麗伝説」だけではなく、いだきしん先生のピアノコンサート、いだき講座まで開催出来ました事は、大変な機会でありました。いだき講座は日本でしか開催してきませんでしたので、インドでは2回も開催する巡りとなり、私自身もとても特別な事と感じております。世界中の宗教が混在するインドにて、人々は救済を求めている事を生命をもって感じました。いだきしん先生のコンサートで生命まるごと愛を経験する事は、新しい歴史の始まりと考えています。言葉では通じ合えない限界を身に沁み感じますが、演奏を通して、誰の生命も解き放たれ、心も解放され、本来の生命を取り戻す時に人間は生命ひとつである事、愛を経験します。言葉は通じなくても生命は通い合い、温もり溢れる事が人間の素晴らしさといつも深く感動致します。この世に生まれてきた限り、生命の働きを取り戻し、皆で愛、温もりを経験し、たった一度の人生が豊かであります事を心より願います。沢山の方々といだきしん先生のコンサートを共に経験出来れば、人間とし幸せな人生を生きていける事、その事が平和な世界を作っていけると私には見えるのです。この道を歩んでいきたいと心から願っています。次はどの様な展開となるでしょうか。次への展開に向け、インドを発ち日本へ帰りました。続く…。