インド、グジャラートへ行く日が来ました。アマンビールさんは日本へ来られた時にいだき講座を京都事務所にて受講し、その時に八坂「高麗ギャラリーカフェ」と御所南「京都高麗屋」、また京都の観光地をご覧になりました。そして東京でも「東京高麗屋(当時カフェ哲)」、KEIKO KOMA Skyrocket Centerに来て下さいました。私達の活動を理解しようと日本に来て下さったのです。そして、私達が今度グジャラートで「高句麗伝説」だけではなく、いだきしん先生のピアノコンサート、そして何といだき講座も開催する事になったのです。ニューデリー行きの飛行機に乗り、ニューデリーからグジャラート行きの飛行機は、ニューデリーからの飛行機が遅れた為に乗れない状況となりました。
ニューデリーのホテルに滞在する時間もなく空港内のホテルを予約して頂きました。いだき講座を開催する日ですので、この様な事になった事が私にとってみると、とても心配な事でしたが、この時は大いなる存在とひとつに生きる事に努めましたので、平穏な気持ちで過ごす事が出来ました。普段、快適なホテルでないとまるで寝れなかったのですが、ホテルで滞在出来るだけありがたい気持ちで空港内のホテルで過ごし、グジャラート行きの飛行機に乗る時間まで待ったのでした。そして、寝ずに疲労困憊な状態でグジャラートでのいだき講座1日目に臨む事になってしまったのでした。
グジャラートの空港に着き、すぐに着替えをし、いだき講座1回目が始まる時間となりました。アマンビールさんのお兄様も受講されるのですが、お兄様がいだきしん先生の日本語をインドの方々に説明している事がとても可笑しかったのです。お兄様は日本語が分からないのに日本語で話す先生のお話を説明していらっしゃったのでした。まるで分かったかの様に話していらっしゃる様子が何とも可笑しく笑いが込み上げてきました。お兄様とは言葉は通じませんが、気が通じ合うというか、心が通じ合う感覚になる事がとても不思議な感じでいました。言葉は通じませんがまるで会話をしている様に感じるのです。そして、通訳の方が来て、いだき講座が進んでいったのです。この度は、ヒンズー教の信徒が多かったです。ニューデリーの時は世界中から受講されましたが、グジャラートでは地元の方がほとんどでした。生命の内に魂はあれど、魂の行き場がない苦しみを身に受け感じました。魂がない事も苦しいですが、魂があって行き場がない苦しみというのを生まれて初めて身に受け、経験しました。とても苦しい状態でした。この様な苦しい状態でインドの多くの方が生きていらっしゃると考えると、真に悲しいと感じます。他の生き方をする事がないままに人生を終えてしまうのなら、尚悲しいと涙しました。
インドの受講生の女性が先生に質問されました。ヒンズー教の教義により女性は家の中で家事をしたり、子供を育てる事が決められています。いだき講座を受けて運命が解放されても毎日の暮らしは変わりません。どの様に変わっていけるのかとお話されたのです。いだきしん先生は、私の話をして下さったのです。私がいだきを始めた頃、女性が仕事をするとか起業をするなどない日本の社会であった事、誰が最初という訳ではなく一人が始まると突然一気に女性の起業家が増えた事をお話下さいました。私は、確かにそうであったと思い出したのです。当時ウーマン・リブいう言葉が流行っておりました。時々、ウーマン・リブのはしりと言われていた事も思い出しました。私はウーマン・リブという事を考えた事もなかったのですが、本音で生きはじめた時に自然と起業する事になったのです。確かに社会は女性が起業する事が始まり、今では当たり前の状態となってきました。いだきしん先生は一人の生き方が変われば伝播するという事をお話なさっておられました。自分の気持ちや本音を表現する事で環境が変わっていくとお話されました。真にその通りであります。私も自分の気持ち、本音を表現する事で巡りが変わり、どんどん環境が変わっていったのです。自分が生きていく環境は自分で創るものと分かった時にこれ程嬉しい事はないと驚喜したのでした。人間は内的環境が外的環境を作りますので運命が解放された内面で生きる人生は、運命のままに生きてきた人生とはまるで違う人生が拓かれます。運命のままに生きている状態では想像すら出来ない人生が待っているのです。自分もなって初めてこの様な人生が生きられるとは夢の様だといつも感じていました。私は、夢のまた夢の夢にも見る事が出来ない人生が拓かれたと多くの人に話していたのです。運命が解放された人生は未来との出会いにより生まれる本音で生きる人生です。未来にはどの様な人生が拓かれているのか未知なのです。これ程豊かで恵まれた人生はありません。グジャラートにてヒンズー教の信徒である女性達が受講され、女性達がどの様にこれからの人生を生きてゆかれるのか見てみたい気持ちが生まれます。