世界伝説 第138弾

次はいよいよインド、ニューデリー、プラーナキラーでの「高句麗伝説」コンサートです。リハーサルの時にシンさんの奥様の養子となったヒマラヤの子供達が駆けつけて下さいました。

皆かわいい子達ばかりです。一番小さな子がまだ1歳にもなっていない子でした。私はその子を抱っこした時にその子から途轍もない重荷、暗さ、巨大な黒いエネルギーを身に受けたのです。一瞬気持ちが悪くなり倒れそうになった程です。こんな小さな赤ちゃんがこんなにも大変な重荷を背負って生きている事に涙が溢れました。その子はいだきしん先生に抱っこされ、全ての重荷を先生が引き受けて下さったという事がよく分かりました。初めて微笑んだのです。表情が全くなく、何かに怯えている赤ちゃんでした。いだきしん先生に抱かれてやっと安堵したのでしょう。真から任せられる大いなる懐に抱かれたのだと感じる生命となっていました。その後もう一度抱っこした時は、軽く空間とひとつである生命となっていました。涙が溢れます。子供背負いきれない重荷を背負い生まれてくる事は悲しい事です。その様な事がなくなる人間の社会を創り、子供に重荷を背負わせない人間の生き方を皆でしていきたいと心から望みます。

 「高句麗伝説」当日、日本から来たボランティアのスタッフが何人も手分けして65人のヒマラヤの子供達に着物を急いで着付けしたのです。着物に帯も作りたかったのですが、とても帯を着付けする時間はないので三尺を作りました。皆かわいくて見ている私達も嬉しく、着ている子供達も喜んでくれました。微笑みが生まれ、微笑み交わし合う空間は平和でした。

私は自分で作ったマーブリング衣装の上にインドの女性がかぶる赤いショールを纏いました。見た瞬間、不死鳥の様だと感じたからです。

このプラーナキラーの会場の大地から聞こえてきたメッセージは「皆で手を取り合い、平和を創る」というメッセージであり、その光景が見えたのです。世界中の人が皆で手を取り合うように力を合わせ生きていけたら本当に平和になるとその光景から感じました。私はその詩を詠ませて戴きました。表現できる時に実現する事を本音で生きる人生で経験しています。インドの地で表現出来た事は、私には真にありがたい事でありました。世界が滅ぶといわれていた2012年12月、平和のメッセージを表現出来ました事は私には救いと感じたのです。いだきしん先生は世界滅亡のエネルギーを身に受けながらも表現し尽くし、新しい世界を創造して下さいました。世界は救済されると見えました。インドに導かれ無事にコンサートを開催出来ました事は世界を変える事であったと自分では受け止めています。この様な事をさせて戴けます人生に心より感謝します。続く…。