世界伝説 第70弾

イラン、テヘランにあるサーダバ宮殿での、いだきしん先生の2日目のコンサートの日となりました。

日本からのお客様も、無事に飛行機が飛び、テヘランに到着する事が出来ました。安心しました。やはり、日本からのお客様も交じわり、現地イランでのお客様とひとつになってコンサートを聞けます事は、嬉しい事です。沢山の人と感動と喜びを共にし、心が通い合う経験は、何より生きる力となります。始まる前から嬉しくて、本番を待ちました。昨日の様に、寒さに凍える事はしない様にと、今日は暖かい衣類も用意し、万全にと臨みました。いだきしん先生は、寒いのでアップテンポのリズムの演奏をして下さったのです。そのリズムとテンポに合わせていると、体が温かくなっていくのです。2日目のコンサートは寒さ知らずで、いだきしん先生の音とひとつである体のリズムも分かり、とても心地良く、楽しいコンサートとなりました。生命の音やリズムが取り戻されていく感覚がとても心地良く、自由を感じました。最後に、スクリーンに五女山が映し出された時は、大変感動しました。私は、日本語で「五女山、五女山」と叫びました。すると、日本語が分からないガジ教授やネメさん、イランの人が一緒に感動し、喜んでいたのです。五女山という言葉を喜んでいたのではなく、いだきしん先生のコンサートを喜んでいたのだと分かりますが、私は「皆で五女山へ行こう」と叫ぶと、皆、言葉が通じたかの様に「五女山へ向かっていこう」と言っている表情に見えたのです。大感動と大拍手で2日目の、いだきしん先生のコンサートが終わりました。コンサートを開催する事は、何よりの喜びです。コンサートで経験する感動、喜び、全ての人とひとつになっていける感覚は、生きる力であり、希望となります。この経験を世界中の人と一緒に出来れば、間違いなく世界は平和になると、生命の中心に確かな感覚を感じるのです。この様な感覚を、もっと言葉によって表現出来ればいいと、常に願っています。コンサートで、感動の嵐が吹き荒れる時に、この感動をどの様に表現したらいいのかと考え、言葉では表現出来ないと感じ、やはり、コンサートに沢山の方々にご参加頂き、共に経験したいと心から望みます。世界中でコンサートを開催し、民族が違い、国が違っても、感動を共に出来れば世界は良くなると、いつも感じています。音楽が禁止されているイランにて、ペルセポリスとサーダバ宮殿で2回開催出来ました事は奇跡です。奇跡が3回も起こった事に、夢を見ている様な感覚がありながら、ペルシャの歴史が解放され、共に未来を創っていく働きをしてくれている様に感じます。

 コンサートの後は、またペルシャ絨毯のお店に行きました。私は、ペルシャ絨毯が大好きです。何故こんなに美しいものが作れるのかと、感心して見入ってしまうのです。美しいペルシャ絨毯を作るイラン人の魂は美しいと感じます。その土地の歴史も、そこで生きる人々の状態も、いだきしん先生は、生命ひとつとなり即興演奏して下さいます。コンサートによって、私達は本当のイランの歴史やイランの人々の魂、精神を感じる事が出来ます。人間の源にある魂は美しいと感じます。イランも次第に馴染んできました。イランにカフェを作る話や、イランの新しくできるホテルに、いだき講座を開催する場所を作る話や、色々今後につながるお話が出てくるのです。世界の平和の為に可能性がある事なら、何でもやってみたい気持ちになります。イランでカフェを作ったり、いだき講座が出来る場所が作られたりする事は、とても希望を感じるお話です。今度は、ペルセポリスで「高句麗伝説」を開催しよう、という話まで出てきたのです。私は、夢の様と感じました。いだきしん先生は「ペルセポリスで『高句麗伝説』を開催出来れば、世界は平和になる」とおっしゃって下さいました。それは、王様は男性ですが「高句麗伝説」の舞台で女性である私が詩を詠むので、男性と女性がひとつとなるので世界は変わる、とおっしゃったのです。どの様に変わるかという事まで当時は深く理解は出来ませんでしたが、未来に光を見たのです。実現出来れば素晴らしいと、胸が拓きました。続く…。