世界伝説 第6弾

母が亡くなり、毎日枕元が濡れる程泣きました。母がこの世にいないという現実が耐えられず、どう生きていいのか分からなくなりました。いだきしん先生に出会ってから本音で生きてきましたので、本音を分かるよりなく、毎日本音を問うていきました。食欲もなくなり、体調も悪くなっていきました。毎日、本音を問うても、原因は母が死んだから、という事は分かっています。ここでいつも終わってしまいました。もう死んでしまったのでどうにもならないという所で止まってしまっていました。とことん動けなくなり、本気で本音を問うていった時、母が死んだ事はどうにもならない事でも、生きているという事はどうにもならないは答えではない、とは生命が教えてくれました。死が意味する事を毎日考えましたが、答えは分かりませんでした。母の四十九日の時、法要の後に岐阜の方から講演会を依頼され、母の死後初めて地方の講演会に行きました。名古屋の駅から在来線に乗り、岐阜に向かう時に長良川の上を通りました。川面に母の魂を見ました。母は「人を助けなさい」と言いました。涙があふれ、流れ落ちる程泣き、深く頷きました。当時の私は、何をしても生きている実感がなく、目に映る景色や光景は、全て虚しいものに映りました。母がいない世の中は、自分には色も光も消え、真っ暗闇と見えました。その様な中で生きているという実感をしていける瞬間が、唯一いだき講座を申し込んで下さる瞬間でした。いだき講座は、生まれつきの運命を改善出来る講座です。私は生まれつき人の運命が見えますので、皆様のお体の中を、目を閉じ調べます。目を閉じると、鮮明に生命の中が見えてくるのです。親や先祖から受け継いだ運命が、体の中で重しとなっているのが見えます。生命の働きに反したり、疎外している状態は、黒く見えます。生命が生きている様に生きている状態は光そのものですので、何も見えません。私は受講生の体の中を見て、黒く見える所を言葉に表していきます。生まれた時から、木や花や自然の生命が生きている状態が図形で見えました。人の言葉も声も音も図形で見えます。見える図形を言葉にするのが自分の言語でした。受講生の体の中に見える運命を言葉にし、表していきます。私は、運命や人の体の状態は見えますが、見えるだけで解決する事は出来ません。故に子供の頃からずっと苦しんで生きてきました。解決出来ないのに何故見えるのかがわからなくて、見えない方が生きやすいと感じていました。また、解決出来ないのに、何故見えるのかということが分からずに、見える事は苦しみよりないと、ずっと苦しみ生きてきたのです。まさか、いだきしん先生に出会い、いだき講座を始め、受講生の運命を調べる事が仕事になるとは、想像すら出来ない事でした。黒く見える運命を、いだきしん先生は引き受け、ピアノの即興演奏により表現し、解放してゆかれます。その状態が私の目には、はっきりと見えるのです。受講生の方の体の黒い所がほぐれ、次第に灰色となり、そして最後はなくなっていくのです。すると、次の黒い所が見えてくるのです。生まれつきの運命は、層の様になっています。一枚皮が剥がれると、次の黒いものが見えるという状態です。いだきしん先生が運命を引き受け、解放なさっていなければ、次の運命は見えませんので、いだきしん先生は皆様の運命を引き受け、解放の為の表現をピアノの即興演奏でなさっている事が私の目には、はっきりと見えるのです。人間は、親や先祖から受け継いだ生き方が生まれながらに身に宿っています。体質、性格、気質、生き方、ものの考え方、行動パターンとなっていくのです。自分ではどうする事も出来ない運命を、いだきしん先生が引き受け、解放して下さる事を目の当たりにし、いつも世の奇跡と驚喜します。それも、この世の奇跡は、自分が生命をもって経験した事でありますので、生命をもって分かります。

初めて、いだきしん先生にお会いした時、ピアノを弾いて頂きました。その瞬間、強い衝撃を受け、天地がひっくり返る程の衝撃に驚きました。ピアノの音は、体の中に入ってきたと感じ、自分では、繕っても抑えてもどうにもならず、誰にも言えなかった悲しみ、辛さ、苦しみが噴き出てあふれ、涙となるのです。涙は嗚咽となり、号泣となり、おさまる事がなく、泣き続けました。泣くだけ泣いて、涙がおさまった時、いだきしん先生は「3歳の時に男の人に乱暴されたんだね」と一言おっしゃいました。私は覚えがありませんので「ありません」と答えました。「忘れているだけで、あったんだよ」とおっしゃいました。「忘れてもいません」と答えました。3回目に「あったんだよ」とおっしゃった時には「初めて会う人間の3歳の時の事を何故、断定的に言えるのか」と尋ねました。いだきしん先生は「君の心臓が男の人が怖くて震えている」とおっしゃいました。その一言に涙よりありませんでした。幼い頃から理由もなく、男の人が怖くて心臓が震えてしまうのです。そして体が硬直し、緊張するのです。其の癖、外に出れば痴漢に遭い、より怖くなるという悪循環の繰り返しでした。これが、私の生まれつきの運命であったのだという事を生まれて初めて知りました。いだきしん先生に受け容れられ、男の人に震える心臓も、凍てつく反応も、緊張もなくなりました。恐怖心はなくなり、二度と痴漢に遭わなくなりました。常に心臓が苦しく、心臓が悪かった状態が改善された時には、大変驚きました。自分ではどうする事も出来ないと思っていた体の状態までもが改善されるという事は、夢を見ている様な気持ちでした。が、原因が運命であり、運命が改善されたので、心理状態も現象も、体の状態も変わったという事は、深く合点がいく事でありました。私は、運命を解明、解放される経験によって体の負担が解かれ、心身が健康を取り戻す事が出来たのです。そして、先祖の魂までもが報われていく事を、毎日生きる人生で経験しています。自分が動く時に一緒に動いてくれる応援団が一杯いる様に感じます。それは、物事がより良く進み、幸運に恵まれ、結果は予想を超える様な素晴らしい結果が生まれるのです。本音は自分も活き、人も助かり、人や社会に役立つ働きが出来、未来の人が生きる道を創っていくのです。こんなに素晴らしい人生を生きていけるとは、夢の様といつも感じ、生きてきました。皆、本音で生きれば幸せに生き、この世に生まれてきた意味を分かり生きていけると分かり、世界中の人にお伝えしたくて、いだき講座を始めたのです。先祖代々の魂までも報われる事を自らの人生で経験していますので、いだき講座をお申込み頂いた瞬間は、生命の奥底から喜びがあふれ出てきます。人の生命が助かり、その方の先祖代々の魂までもが助かっていく道が見えるのです。生きていてこれ程うれしい事はありません。この喜びを経験したら、他の何をしても物足りなく感じるのです。母が亡くなって、どん底にある時でも、いだき講座をお申込み頂いた時に生命の奥から生まれる喜びが、私が生きる唯一の支えであり、力でありました。母が言った「人を助けなさい」は、いだき講座を人様にお伝えし、助かるいだき講座受講へと繋がる様に働く事と自分ではよく分かっていました。必死で人にお会いし、お話をし、いだき講座をお伝えしていく事の瞬間瞬間を生きる事で、やっと立ち上がる事が出来たのです。続く