小雨がちらつく7月の中旬、狐のお家のブティックのお披露目式がありました。下見の時に女王様と一緒に同行した人は、いきなり狐になりました。一体ここは何なのだろうと女王様は驚きました。本性が現れる場所なのかと驚き今日のお披露目式を楽しみにしていました。集う方々のお名前をみると狐でなく狸だったり、よくわからない生き物だったり…。女王様は「?」と首をかしげるばかりです。狐のお家に向かっていると熊が「高句麗魂」のTシャツを着、傘をさしてお迎えに立っていました。

大きな街道の道端に突然マーブリングのエプロンをした熊が立っていたので、恐らく皆驚いた事でしょう。黄金の「高句麗魂」という文字が背中に刻まれ、走る熊の後をついて狐の家に辿り着きました。中に入ると、よくわからない生き物ばかりでどうしていいかわかりません。

今日は、熊が女王様からのご依頼でお稲荷さんを作ってくれました。とても美味しいお稲荷さんで、女王様はとても喜んでいました。牛はお稲荷さんが気に入った様で、沢山食べて、お稲荷さんに一つ二つ箸がのび、箸をおく間がないようです。女王様が下見の時にお持ちした、いだきしん先生の特別焙煎五女山コーヒーの白いコーヒーを狐が振る舞って下さいました。このコーヒーを飲むと体が熱くなり、皆本音が表れます。お稲荷さんを食べながら白いコーヒーを頂き、それぞれの本性が現れ始め、少し危ない空気もありました。白いコーヒーは平和をもたらします。皆平和を願う気持ちはひとつであります。ひとつである気持ちで語らう時、一人一人の未来が拓けて参ります。女王様はお家ブティックを始めた理由や、マーブリングの作品が世界ブランドになる事を話していました。狐は「ふんふん」と一生懸命話を聞いています。

そして今日この日を迎えたいきさつを語り始めました。お亡くなりになった最愛のお母様がお住いのお部屋であったこと、お母様はご自分の好きな器やインテリアでお客様をおもてなしをすることがお好きであったこと・・・お母様のお気持ちとひとつにお母様がいらしたお部屋でお家ブティックが出来ることは、お母様のやりたいことであったこと・・・姿は狐となってしまっても、語り始めると魂の源へと誘われていくようなお話しです。源は高句麗発祥の地五女山へと向かい、皆で五女山の夢の実現へと生きていくスタートとなりました。狐のお家は一人一人の正体が現れます。ここに集いたくても集えずにお祝いのお花を贈った仲間の正体まで現れました。女王様は、何故きつねは化かすのに正体があらわれるのかしらと問うと、「本当はわかっているから、化かすことができる」ときつねの本音があらわれました。これからは本当はわかっている本当の姿で生きていく時代であるとその場に居合わせた全ての動物、妖怪、変態が悟りました。

お家ブティックから世界ブランドへ向かうスタートを切りました。大空を自由に飛ぶ鳥の如くに無限な世界を自由に羽ばたく一人一人の真の人生の旅立ちを、女王様は狐のお家で即興詩を詠われました。化かすことも化けることもなく、真は真のままにあらわる時代のお祝いともなりました。お目出度いお披露目式でした。

KEIKO KOMA心模様作品  

夢のお告げ  お家ブティック

魂ある物には持ち主がいるという事を経験させていただいています。マーブリングの衣類との出会いも、そのように感じることが多いです。
KEIKO KOMA心模様作品 お家ブティックでは、沢山物を並べそこから選んで頂くのではなくて、持ち主が決まっている物を用意すれば、たとえ一点であってもお客様には届けられるのです。魂ある物創り、仕事創りをしていく事は、とても喜び溢れます。

お問合せ:有限会社 高麗
TEL 03-3505-8841(いだき内)
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