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東日本大震災が起こってから10年目を迎えますが、昨日は復興の支援をさせて戴きたい気持ちで作りました被災地に建つ結工房に、東北の方々がお越しくださいました。今は駅ができ、結工房は駅前になります。周りにも家がたくさん建ってきたことを最近よく話すようになっていました。この地に結工房を作らせて戴くと決めた時は何一つ建物はなく、見渡す限り、何もない土地でした。それでも私はここに建てたいと感じここよりないとも感じ、決めさせて戴きました。建物が建ち始めた時に駅前であることに驚きました。10年が経ったのだと考える今年でしたが、被災した方々が当時のことをお話しされた時には、あまりの酷い惨状に体が凍てつきました。たくさんの問題が埋まっているのだと感じ、人間の心が豊かにならねば、生きていけないことを身に沁みました。私は被災地を回っていた時、街の復興よりも人間の心の復興が優先すべき事とは身にしみ感じたのです。言葉に表し尽くせぬ悲しみを経験し、生きる気力さえも失われている多くの方々にお会いし、心が悲しみから癒されることなくしては未来を作ることはできないことを身に沁み感じたのです。それが故に、いだきしん先生のチャリティーコンサートを開催し続け、岩手県の盛岡にNPO 高麗の拠点となる東北センターを作りました。続いて宮城県では、若い人が希望を持って働けるビジネスこそが復興支援との被災地の方のお声を聞き、仙台にカフェ高麗屋を作り、そして山元町に結工房を作らせて戴きました10年経つ今年、東北の方々とお話しさせて戴き、これから真の復興なくしては日本の未来もないと感じる経験となりました。折しも、昨日、いだきしん先生が結工房にて焙煎してくださったコーヒーは「心」と名づけられました。日本人が日本人の心を取り戻していくことが真の復興となると甚く感じ、10年目を迎える今年は気持ち新たに活動を始めていくことを考えます。仙台では毎月コンサート開催していく予定であります。3月には盛岡でも開催させて戴きます。心が豊かになってこそ、皆が生きていける世界を作っていけます。日々、内面豊かに生きることに努めて参ります。ありがとうございます。