アルメニア、エレバンの広場にて、聴衆8万人の方々がお越し下さったとお聞きしました「高句麗伝説」コンサートを無事に開催出来ました。心何もなく、宇宙の生まれる3段階前に通じ、詩を詠ませて戴く事に集中しました。最初の詩はアララト山の詩でした。これよりないと生命で感じていたのです。気持ちは生命を尊重し、敬意を表し、詠ませて戴きました。後でアルメニアの方が涙を流して、私に御礼を言って下さいました。「私達の最も大事なアララト山を一番最初に詩に詠んで頂き、ただそれだけで嬉しいです。自分達の事を受け容れてもらっただけで生きていけます。」とおっしゃり涙を流されているそのお姿や表情は今でも忘れる事が出来ません。人間はどの様に辛い悲しい過去があっても、生命全てを受け容れて頂く時、生きていける事をここでも経験しました。いだき講座こそがその経験です。それも、一人の生命に受け継がれた長くて五千年もの歴史をいだきしん先生が受け容れて下さり、解放して頂くのです。私も、先祖高句麗の二千年の歴史をいだきしん先生が受け容れて下さり、過去の歴史は今を生きる生命に融合し、新しい力と生まれ変わる事を自分の生命をもって経験しました。アルメニアの方々にとって民族大虐殺という余りの悲しい歴史をも受け容れられたと涙し、御礼をおっしゃって頂く姿は、生きていてこの様な経験を共に出来る事程の喜びはないと感じたのです。悲しみが愛に変わる経験を共に出来る事は生命の喜びです。
ある方には、あなたは何千年もこの地に生きた人でなければ分からない事を何故詩に詠めるのですかと聞かれました。私は、大地が語るからと答えました。大地には歴史の真実が刻まれていると感じています。歴史ある地に立つ時、私には大地からのメッセージが聞こえるのです。そのメッセージを詩に書き、世界各地での「高句麗伝説」の時に詠ませて戴いています。魂覚醒し、号泣する方をたくさん見てきました。私の詩だけではなく、その背景から人間の生きている状態から全てを受け容れ、即興演奏によりいだきしん先生が表わして下さるのです。言葉に言い尽くせない感覚や感情を表現して頂く事で解放されるのです。魂覚醒し、号泣する事が起こるのです。私も初めていだきしん先生のピアノを聴いた時、涙が止まりませんでした。何故こんなにも泣くのか考えても抑えようとしても、涙は込み上げ、一時間泣き明かしたのでした。後から考えると解放の涙であったと分かります。宇宙の生まれる3段階前の詩を詠む時、内面は遥か彼方に通じていました。この世の限界を超え、何もない、それこそ枠も境も限界もない遥か彼方と通じる内面は自由でした。そしてとても心地良いのです。宇宙の生まれる3段階前の詩を詠めた事で、世界は変わると見えました。何よりの喜びです。表現出来た時、世界は変わるのです。言葉に尽くせぬ感動の「高句麗伝説」コンサートを無事に開催出来、安堵し、心やすらぎました。この時、ホテルから会場に移動する車の中でいだきしん先生が撮影して下さった私の顔写真が、KEIKO KOMA Selectionのカードの写真となったのです。日本語をはじめ英語、フランス語、スペイン語のホームページのトップページの写真にもなったのです。世界中何処へ行く時もこのカードを持って、御縁があった方にはお渡ししてきました。パリやスペインで作品展を開催した時は千人の人にお渡し出来たのです。