オフリドでの素晴らしい「高句麗伝説」が終わり、次はビトラへと向かいました。道中の風景の美しい事に心安らぎました。
ビトラでは、市長さんにお会いしました。市長さんにお会いした時、事前に調べておきました、ビトラ市との姉妹都市であるサンクトペテルブルグの方をご紹介頂きたいとお願い致しました。ブルガリアでの「高句麗伝説」の時に「東明王様が生き変わり、蘇える」という事を認識出来、自分の中心軸が変わった時、次はロシアと見えたのです。高句麗滅亡後、王族は日本とロシアに亡命したと聞いています。幼い頃から、ロシア映画を見たり、音楽を聴くと胸が動き、涙あふれ、号泣までしてしまう反応がありました。恋い慕う感情が生まれてくるのです。ロシアとは縁があるという事を感じていました。いだきしん先生にお会いした時「貴方は、どの国に興味があるのか」と尋ねられました。私は「ロシア」と答えました。当時はソビエト連邦でしたけれども、私はいつも「ロシア」と呼んでいました。いだきしん先生は「問題解決型なんだね」と一言おっしゃいました。そのお言葉をそのまま受け止めました。高句麗の歴史が運命となっていた事が解明され、解放されていくプロセスの中で、高句麗滅亡後王族は日本とロシアに亡命したという事を正確に知ったのです。幼い頃から、胸の内がいつも引き裂かれた悲しみで一杯でした。卵の殻を割って、殻の片割れに会いたいと、卵の殻に例えてよく表現していたのです。片割れはロシアにいるのだと感じていましたので、同胞が亡命した地がロシアであると知った時は、生命の内で深く合点がいったのです。胸の内に引き裂かれた悲しみがあると、人に出会い、仲良くなっても、必ず別れが来るという事が恐いと感じていました。子供の時でしたので、大した現象はなかったのですが、仲良くなった友達とは必ず離れる様になっていくという巡りが続いていました。これが人間のもって生まれた運命で生きる人生という事を、自分では苦しんできたのです。何故こういう巡りに遭うのかという事を常に苦しみ、悩んできました。いだきしん先生に出会い、運命を解明、解放され全ての謎が解けました。運命が解放されたら、今までの人生で巡ってきた巡りはなくなりました。そして、自分で自分の人生を生きていくという事が分かる人生と変わりました。本音で生き始め、沢山の働きかけを受け、本音が実現していくのです。生まれもっての運命のままに生きる人生とは、天地の差があります。人間として生まれたなら、何方様もが運命解放され、私が経験した様に真の自分を取り戻し、本音で生きていければこの世に生まれてきた意味が分かり、存在を実現出来、幸せな人生を生きられると考えています。そして、内的環境が外的環境を作りますので、内面が過去から受け継いだ運命であれば、過去を繰り返します。内面が過去から解放され、真の自分であれば、真の自分を実現する環境が作られていきます。「一人一人が真の自分を実現出来る社会は、平和な世界」とはNPO高麗の活動主旨とし、毎回講演会でお伝えしてきた事であります。東明王様が生き変わり、蘇ったので源が現れば、離れ離れになった同胞と再会出来ると、私は希望を見出したのです。そして、ビトラの市長さんに姉妹都市であるサンクトペテルブルグと私をつなげてほしいとお願いしたのです。市長さんはご承諾下さいました。
ブルガリアで、次はロシアと見えたらロシアへの道が作られる出会いが起こります。いつも本音で生きていると、本音が実現する出会いが起こり、巡りが巡ってきます。本音で生きる人生は真にありがたく、幸せな人生です。ビトラには、雄と雌の鹿が2頭並ぶモザイクが描かれた遺跡もあります。とても縁がある地と自分では感じています。
ビトラでも先に、いだきしん先生のピアノコンサートを開催しました。日本からのツアーの方と現地の方と一緒にいだきしん先生のピアノコンサートを経験出来ます事は、大変嬉しく、喜びあふれる経験です。言葉は通じなくとも、心が通い合える経験が出来るのです。オフリドでも経験出来ましたが、ビトラでも経験出来、そして「高句麗伝説」へと向かえます事は真にありがたい事と心から感謝します。