世界伝説 第61弾

ブルガリアの旅は、とても爽やかな風吹き、美しい草原に美しい風が流れ、とても清々しい旅です。カザンラックのバラの花は有名です。大変美しいバラの花を眺めながら車を走らせるひと時は、とても幸せなひと時です。

ブルガリア発祥の地といわれる地は、高句麗発祥の地五女山と同じ山があり、平野がありました。一瞬五女山に来たかと錯覚しました。発祥の地は、この様な地形の所なのかと考えました。

五女山によく似た山をブルガリアで見る事が出来、私は小躍りして車を降り、清々しい風に吹かれ、五女山を想いました。発祥の地に立つ時、心何もなく、無限な世界に通じます。何でも出来る気概や力が生まれます。まるで、いだきしん先生のコンサートを経験している様だと、大変嬉しい気持ちで一杯でした。ブルガリアには、アレキサンダーがご神託を受けたという岩がありました。ここでもまたアレキサンダーの足跡に出会ったのです。私が行く所アレキサンダーの足跡に出会います。レバノン ティール、イラン ペルセポリス、そして今度ブルガリアにて出会ったのです。更に前に、私はギリシャのテッサロニキにて人生で初めてたった一人で一日を過ごしたのです。マケドニアに沈む太陽に自分の運命を見ました。テッサロニキはアレキサンダーの生誕地でした。行く所アレキサンダーに触れる事があり、アレキサンダーの事はよく考えます。アレキサンダーがご神託を受けた丘に登り、ご神託を受けた岩に座り、アレキサンダーはどの様に生きたのかという事を考え、心澄ましました。「神の命を受ける」という言葉になるのです。神の命を受け動いていったのだと感じ、この様な事が分かるエネルギーに触れていける機会は、かけがえのない経験となります。

ブルガリアの博物館で見る金や銀の器や様々な遺跡はとても興味深いです。トラキアの魂を感じます。

ブルガリアには丸都山城の古墳塚にある古墳によく似た古墳がありました。ここでも高句麗の地に行った様に感じました。

草花も高句麗の地と同じです。古墳の中に入ると、この古墳を研究している考古学者の先生にお会い致しました。

私は、高句麗の古墳や将軍塚の写真をお見せしました。とてもよく似ていると感じる事もお話させて戴きました。学者さんも興味深く写真を見入り、とても感激して下さいました。私は、古墳の中でメッセージを聞き、詩を書きました。学者さんは一緒に研究している女性も古墳の中のメッセージを聞こうとしていると話しました。「女性は何故、古墳の中のメッセージが聞こえるのか理解出来ない」とおっしゃるのです。「自分は全く聞こえない」と笑っておっしゃいました。「私には聞こえない方が理解出来ないです」と申し上げて笑い合ったのです。この学者さんは私に毎年、ご自身が研究されている古墳や遺跡の写真で作ったカレンダーを送って下さる様になりました。

高句麗丸都山城に吹く風と同じ風に触れ、トラキアの魂と高句麗の魂が出会う為にここに来たのだと感じ、魂の導きと分かりました。自分であれば、ブルガリアに行く事は考えもしませんでした。来るよりない導きの中で来させて戴いたのです。大いなる働きかけであり、魂の導きと受け止めます。トラキアの魂に出会えた事は、大変大きな喜びであり、勇気を与えられました。出会えずして生きる人生は、真の人生ではないと感じる程、出会うべくして出会ったトラキアの魂です。続く…。