新しい神に出会った予測も想像も出来なかった経験が起こった、レバノン、ティールでの「高句麗伝説」を開催出来た翌日は、レバノンで大変有名な詩人に会いに伺いました。ガジ教授が連れていって下さいました。大変ご高齢とお聞きしていました。お部屋に通され、高名な詩人にお会い致しました。とても親しげな微笑みを浮かべ、大変喜び、迎え入れて下さいました。あまりに親しげで、私を大歓迎し迎え入れて頂きました事を、またしても驚き、戸惑ってしまったのです。「何故だろうか」とふと感じてしまうのです。初めてお会いするのに、何故こんなにも親しげに接して下さるのかと感じました。そして、その御方は、私が詩人である事を尊んで下さいました。「貴方が、フェニキア9000年前の都市ティールの地にて詩を詠む事で、世界の平和を実現出来る」とおっしゃったのです。まるで予言者の様に迷いなく、明快におっしゃったのです。私はそのお言葉だけを受け止める時に、胸の内から喜びが生まれ、希望が生まれ、本当に成ると感じる確かな力が生まれたのです。未来に通ずる光の道が創られている様に感じたのです。その光の道は、今は目に見えなくとも、実行していく中で必ず光の道と目に見えてくるという感覚でした。初めて経験した感覚です。この様な事で平和は成るという事が可能なのかと、信じられない様な気持ちが生まれながらも、この様な事で平和は成るのだと、大いなる希望と可能性が見えたのです。この様な事でなければ、何をやっても平和は成る事はないという事も甚く分かっていましたので、真の平和を創る道があるという事が奇跡を見る様に驚き、希望を感じたのです。私は、心の底からやってみたい気持ちが生まれました。その御方が何度も何度も私に念を押す様におっしゃるので、私は大変失礼ながら、本当に失礼ながら、ご病気か何かかと心配までしてしまったのです。大変恥ずかしい事であります。今までお会いした事のない方にお会いしたり、経験した事がない様なおもてなしを受けたり、お言葉を頂いたりすると自分はいつも心配になる癖があるのです。人間のもつ真の感性、力をどこか疑っているのだと感じています。会ったばかりで、本当にそうなっていくのかという事が信じられない気持ちになる事があります。が、内面深くを感じると、私も人の運命が見えたり、人の生きている状態が見える人間です。見え方や、感じ方や、分かり方が違っても、人間には元々人の事が分かる感性や力があるという事が真であると自分は考えているのです。日本で仕事をしたり、活動していく中では中々分かってもらえる事がなかったと自分では感じています。何度もお話したり、何度もコンサートにお越し頂く事がなければ、中々話は通じ合えないと感じてきました。が、海外に行くと一目で「娘よ」と迎え入れて下さる方にお会い出来る様になりました。ガジ教授のお母様も予言者と聞いています。お母様は私の事を「天から来た人」とおっしゃったそうです。ガジ教授に「あなたは、彼女のいう事に従い、彼女の力にならなければいけない」とおっしゃったそうです。それがあったので、ガジ教授は最初は、いだきしん先生の音楽を聴いてもよく分からなかった様ですが、何度も何度も聴き、分かるまで聴かれたそうです。そして、雑誌に記事を書いて下さるまでご理解下さったのです。ティールの市長さんも私の事を「天から来た人」とおっしゃって下さいました。また、2000年に世界開拓の旅でロンドンでお会いした、ロンドン大学の教授も私の事を「神様の使い」と表現下さいました。日本ではこの様な表現を聞いた事がありませんでした。この様な表現が出来る人間であるなら、人間とは神秘的で、計り知れない可能性や能力をもっている存在と感じ、生きる希望を感じます。

世界伝説 第51弾
高名な詩人の御方も、遥か彼方を見ている様な瞳の御方でした。その様な御方に私の詩を尊んで頂き、私が詩を詠む事で世界の平和は実現出来るとまでおっしゃって頂き、大変光栄な事と心より、感謝の気持ちと喜びがあふれて参ります。そのお気持ちとお言葉を受け、私は「この道を行く」と心の中に光の柱が立ちました。詩を詠む事で平和を実現出来るのなら、これ程ありがたい事はありません。心からやってみたいと、新たな道を見出しました。その御方はお一人でお住まいの様でした。お手伝いの女性が紅茶を出して下さいました。この地で、お一人でお住まいになり、ずっと研究をし続けておられるのだと知り、人間が生きる事の意味を考えるひと時でした。
レバノンにまで来る事が出来、この様な御方にお会い出来る人生に、心から感謝の気持ちが生まれます。人生とは計り知れないと、予想もしない出会いがいつも生まれるのです。とても力強いお言葉を頂き、私は神様からのメッセージと受け止め、これからも「高句麗伝説」をさせて戴く事で、平和の道を創っていきたい気持ちがあふれ出ました。昨日の聴衆全員が総立ちとなり、号泣するという感動の嵐を経験した生命の感覚は、既に新しい世界へ旅立てた生命となっているのです。経験し、生まれ変わり、飛翔出来る人生に、人間の計り知れない存在を感じるのです。もっともっと人間とは何かを分かっていきたい気持ちが生まれ、また分かっていける人生を生きていける事の喜びと感謝ばかりが込み上げてきます。そして、平和実現に貢献出来るなら、これ程ありがたい事はありません。大きな力が与えられたレバノンでの経験です。続く…。