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 いよいよ明日となりました。レバノン、イラン、イラク、シリアが国喪に服している今、慣れ親しんだ中東の地を心にすると涙がにじみます。宇宙に通ずる精神立つ美しい地が破壊されること、たくさんの尊い生命が失われることはこれ以上耐えられないことです。何としても止めさせなければいけないと強い気持ちが湧いてきます。どこにいても人間はやることがあると考えます。一人一人気持ちを表し、良い世界を創っていく為に動いていけば必ず世界は変わると見えます。明日の「高句麗伝説」では、世界を変えたい気持ちで臨ませて戴きます。いつもその気で開催してきました。人間の内面が変わることが取り巻く環境は変わるのです。それも人間の生命には長い歴史が受け継がれ刻まれています。生命を犠牲にした負の歴史は、光と出会い光に融合し、新しい力と生まれ変わっていかずしては新しい世界は創造できず、新しい時代は切り拓けないことも良く分かります。一人一人自分の内面を問い、内面豊かに美しく生きることに尽くしていけば、必ず良い社会が来ると見えることをまず自分から実践し取り組んでいきたい気持ちで毎日生きています。「高句麗伝説」ではいだきしん先生が人や自然の生命とひとつとなり世界中の状態もひとつとなり、新しい世界を切り拓いていく表現が瞬間瞬間、様々な楽器を演奏し生まれます。私はその時見える光景や香る香りを即座に言葉に表すことに努めます。私の目には「高句麗伝説」の表現は世界に伝播していると見えています。人間は場を超えひとつであるのです。明日もこれ以上犠牲がない状況を何としても創りたく、新しい世界を創造する瞬間瞬間でありますよう心して向かいます。一刻も早く戦争が終わり、人間が健やかに暮らしていける日が来ますようにと切に祈り、日々新しい世界を創造し内面豊かに生きていくことに尽くします。明日は古代高句麗、天を祀る日です。とてつもなく大切な時と感じています。皆様と集えますことを心から願い、お待ち申し上げております。ありがとうございます。

六本木/KEIKO  KOMA ギャラリーにて