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 東北へ向かう前に深大寺にお蕎麦を食べに行きました。私はいつもお蕎麦が来るまでの間、急いで境内へと走るのです。木々を見ると幼い頃を思い出します。家の庭にある木と同じ木であり、家の庭に咲く花と同じ花が咲いているのです。まるで父に会えたようでいつも深大寺に来ると亡き父を思います。今日は大山木の花を見つけました。夏になるとパンという音を立てて花が咲くと父は毎年言っていました。私の家の庭にも大きな大山木の木が立ち、白い大輪の花が咲くのです。父といつも喜び見ていました。ここにも大山木の花が咲いていると驚喜し、思わず「お父さん」と父を呼びました。ふと吹く風に父を感じ、輝く花、木の葉に父を感じました。瞬間懐かしくて会いたくて、やっと会えた父を感じ涙しました。本当は生命あって会いたいと一瞬望みましたが、父はここにいると、父は笑っている姿が私には見えるのです。こうやってずっと生きていくのだと感じ、涙しながら父と共に子供達が生きられる社会を作っていこうと、新しい力が生まれてきます。とても清々しい風が吹いて楽しいひと時でした。東北へと向かう道中も木々の緑は美しく輝き、吹く風は清々しい5月の風です。ただ生きていることが、そのものが尊くありがたく、感謝ばかりが溢れます。新しい生命になれて本当にありがたい気持ちでいっぱいです。コンサートの度に生命の内に受け継がれた人間の歴史が解放されるのです。体は大きく変わっていきます。こんな経験ができる人生、永遠に生きていきたいといつも望みます。そして人間として生まれたなら皆でこの経験をし、幸せに生きられる世界を作っていきたいと心の底から望みます。世界中の人と、この経験ができる日を心に、これからも活動に邁進していきたい気持ちでいっぱいです。ありがとうございます。