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最近感じる苦しみは、気づかないうちにじわじわと浸透してくる世間の空気とわかりました。自分だけの世界に入り込み、孤立していくことを身に受ける苦しみからわかりました。これでは生きていけなくなります。結工房にていだきしん先生が焙煎してくださったコーヒーは「心」と名付けられました。コーヒーを淹れる度に、心を感じ、コーヒーからのメッセージに心澄まします。人の生命とつながり空間ともひとつになれる心を感じる時、生命の中に流れる血を感じ、人間であることを取り戻します。身に受ける苦しみからは人のことも外部のことも感じられず、冷たく寒い世界の中でたった一人で閉じこもっている苦しみを経験します。切なく、辛いです。人間は他者とつながり生きていければ、支え合い、助け合っていけることを生命をもってわかります。いだきしん先生の初めてのコンサートの時に経験したことは「生命ひとつ」です。誰の生命も繋がっている人間の生命を自分の生命をもって体験した時、「生きていける」希望が生まれました。できれば世界中の人にこの経験をして頂きたいと常に望んでいます。どの様にかと毎日考えます。いだきしん先生の表現は空間を通し伝播しますので、心ある人には繋がっていくことが希望であります。日本では、コンサート会場に身を運んで頂けます様に働きかけて参ります。この経験こそが、世界を変えていけると見えています。人間が人間であることを取り戻していけば、今ある問題はなくなっていくとは常に考えることであります。次元を超え、新しい空間を作り、答えがなく死ぬよりなくなってしまう状況を変えていけますことを願います。

六本木/KEIKO KOMAギャラリーにて