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Annahar紙(2006 年8月12日号)に掲載

高麗恵子
「我心に輝く光 ティール、レバノン」

美しいふるさとレバノンの痛みは
我生命の痛み
悲しみは 我魂の悲しみ
場は違えども 魂はひとつ
父母亡き後 かなしみの淵にある時
未来からの光を受け
暗闇の中に光が灯り
ルーツを求めフェニキアの地レバノンに辿りつく
ティールにて亡き父の魂に出会う
もうかなしむことはない
嘆くこともない
生命は終わっても魂は共にある
美しい魂は永遠に生きることを教えられ
新しい人生はじまる
ティールの人々は父の様に私を受け容れてくれた
ティールの人々は母の様に私をやさしく抱いてくれた
かなしみが愛と変わり
新しく生まれ変わり新しい人生を歩むことができた生命の恩を私は忘れない
ふるさとティールの痛みは
我が身が裂かれる程辛い
胸の内を感じると未来からの光が注がれている
どんな時も希望を失わず
どんな困難ものり越え
天を貫き生きたフェニキアの魂は
過去も今も未来も輝く
悲しみも苦しみも共にし
天のふところに抱かれる 愛
新しい生命が生まれ
新しい世界が開かれ
美しく生きるフェニキアの魂
永遠に輝く
恋しいティール レバノン
天と共に