チュニジア誌(2005年5月1日発行)に掲載

詩人高麗恵子さんの表現、地上に平和をもたらすために

Houeme el Farchichi

ヨルダンのジェラシュフェスティバルにて詩と音楽の夕べを開催した日本人の詩人の高麗恵子のことを知りました。高麗さんは高句麗王朝の末裔にあたり、先祖の精神的な資質を受けついで「高句麗伝説」のタイトルにて世界平和の実現に向かう表現をしています。その目的で、フェニキア、メソポタミア、エジプト、エチオピア、イタリア、スェーデン、ノルウエー、シリア、レバノン、ヨルダンと訪れ、カルタゴに代表されるテール出身のエリッサ姫とフェニキアゆかりのチュ ニジアでのコンサート開催にも意欲をしめしました。プログラムは音楽と映像、 詩から構成され、即興演奏による斎藤氏の音楽は魂の深淵を表現し、愛、純粋さ、 美を経験できました。詩はこのすばらしい音楽とともにおりなされる真実の言葉です。音楽と詩は魂の次元でひとつとなり真実を表現します。高麗さんにお会いしたとき、音楽家の斎藤氏、映像担当スタッフ、アーティストのガジ教授など多 くのNPO高麗という高麗さんが代表を務める、平和、寛容、愛の実現のために精神面、現実面で様々な活動をするNGOのメンバーがともにいました。その中にあって光輝いてあらわれた高麗さんは目の奥に喜びをたたえ、魅力的で美しい 笑顔、輝く表情は良心をあらわし、まわりにいる人すべてを幸福にしてくれます。

インタビュー

問い:人間の究極的な真実とは、何ですか。

答え:私は日本をふくめアジアを紀元668年まで800年間統治した高句麗の王の子孫として様々な資質をその歴史から受け継ぎ、また学びました。父は身を平和のもとに生き、バランスを保つ事を私の魂にうえつけてくれました。また人間の秘密、いかに人々を強固に安定するかもわかりました。神話や芸術の中に人々の真実はありましたし、自分の中にありました。その意味でいかなる民族、人種であっても人間の内面にあるものは共通であり、平等で、ひとつであることがわかり、人々を静かに結び付けます。

問い:平和とは、何ですか。

私の全ての詩のテーマ、コンサートの目的は世界平和です。聴衆とのコミュニケーションの場であり、すばらしい音楽とともに歴史、伝説の源へと向かいます。これが人間的な対話の真実です。いかに文化背景がことなっても人々を結び付けます。言語の壁をこえる大いなる言語があって全ての人を平和へと導くエネルギーの存在を感じます。人々の生命の内にあるエネルギーがあらゆる場面で未来を切り開き、良い社会をつくることへと人間をつきうごかして行きます。