レバノンでの3回目の「大地の声」コンサートは私が永久名誉市民の称号を授与されたティールでの開催です。ティールへ向かう道はいつも心ときめきます。青い海を眺めオリーブの木が見えてくるとティールが近いと感じ、とても心がときめきます。
ティールに着くと祈りの声が聞こえます。この空間は異空間といつも感じ、祈りの声が現実とは感じず時空を超えた世界で永遠に生きる人間の世界があるといつも感じるのです。
この世だけが人間の生きる世界ではなく、人間は時空を超えて永遠に生きていける世界があるといつも望み生きてきました。時空を超える世界に触れることは真理を分かっていく扉が開いたようで、とても心がときめくのです。人間とは何か、生きることの意味、死が終わりでも別れでもない永遠の世界を求めた3才の頃が蘇ります。人間とは何かを深く分かりたい気持ちで生きています。どのようなご縁か計り知れませんが、父母が亡くなり、先を作ること無くして生きていけない限界にあり、先を作る為に高句麗の源を辿り、フェニキアの9000年前の都市ティールに辿り着いたのです。亡き父の魂に会うことができ、魂は永遠と分かりました。人間は死んで終わらない存在と生命をもって分かったのです。その地で「高句麗伝説」をさせて戴けましたことは私には夢のような出来事でした。それも聴衆全員が総立ちとなりブラボーと歓声を上げ号泣したことには、さらに驚き予想も想像もできないことが起こったことに夢を見ているようでした。人生とは本当に予想もつかないことが起こるものです。そして永久名誉市民の称号を授与されたのです。