2006年5月はヨルダンからブルガリアへ行きました。初めてヨルダンに行った時、ラクダが歩いているのが似合う街並みに、時間が止まり、異次元に飛翔した様な不思議な体感で、とても楽しく感じました。ただ、マーケットで突然、苦しみを身に受け、倒れる寸前になり急いでその場を離れた事によって、いだきしん先生からの「逃げた」というお言葉を聞き、生き方を改める機会となりました。その場で倒れたらご迷惑をかけると思ってした事が、その場から逃げたという事であるという事を初めて知りました。後から、ヨルダンはパレスチナの難民を一番多く受け入れている国で、ヨルダン人よりパレスチナ人の方が多いと知り、あの時マーケットで身に受けた苦しみの理由が分かったのです。正に、いだきしん先生がおっしゃった様に、その場に居続ける事が、苦しみ、辛い状況にある人と共に生き、共に抜け出す道を創る事だとよく分かりました。
「2度と逃げない」と心に誓い、2度目のヨルダンに向かいました。アンマンの空港は、レバノンからロイヤルヨルダン航空で来た時とは違う気配でした。パスポートコントロールはとても緊張する場所でありました。ラクダが歩く様な街とは違うヨルダンの側面を見ました。大変チェックが厳しく、指紋も取り、時間もかかりました。とても緊張するパスポートコントロールでした。無事に通り、ヨルダンの街中に入りました。