いだきしん先生がおっしゃった、イランペルセポリスでのコンサート開催実現に向ける動きが始まりました。同時に私は、父の魂に会えたフェニキア9000年前の都市レバノン、ティールでのコンサートを開催したい気持ちを実現する為に何度もレバノンへ足を運びました。ある時、ティールに行く途中、エシュムーンという遺跡に立ち寄りました。入口では銃をもった兵士が何人も立っていました。前にレバノンにある日本大使館を訪ねた時に、ずっと銃を持っている兵士に、銃を向けられているのを感じながら歩いた時の緊張感を思い出します。銃を向けられるという事は本当に怖い事とレバノンに行って初めて経験しました。その様な緊張の中でもエシュムーンの遺跡に入った瞬間、別空間、別次元が立ち現れていました。
天の彼方の光が差し込み、光包まれ、生命癒されました。風が吹くと、草花が揺れて光の流れが生まれます。魂震える光景です。私は、野の花に語りかけました。野の花は「愛の音をありがとう」と私に語ってくれました。エチオピアのコンサートにて新しい愛の人類史が始まった事を、野の花は知っていました。エチオピアでのコンサートのエネルギーは、レバノンにまで届いていた事を野の花は教えてくれました。いだきしん先生の表現は、世界に伝播しているとは常に感じる事であります。幼い頃から木や花と話をしながら生きてきた私には、エシュムーンにて語り合った野の花との語らいがとても生きる支えとなりました。この様な話は人にはとても言えない話で、言った所で理解出来るものではない事は、よく分かっています。が、子供の頃から木や花と話してきた私には、真実と生命で感じるのです。たとえ誰にも分かってもらえなくても、私はこの真実を分かりながら世界の平和実現に向かい、いだきしん先生のコンサートを開催していこうと気持ちが新たになりました。胸拓き、未来への希望にあふれました。エシュムーンの遺跡は、昔、皆で生命支え合いながら生きていた温もりに包まれていました。玉座の様な椅子が残っています。ここに王が座り、王の言葉を聞く人々が沢山座っています。王は、神の声を伝えています。周りを囲む様にし王の話を聞く人は、神の声に心澄まし、心癒されていきます。とても美しい光景が見えます。病に苦しむ人がいれば、病を癒し、光を注ぐ聖なる存在がおられます。イエス・キリストの様な存在と感じ、涙しました。人は、ここで生命ひとつに支え合い生きていた事を感じ、心が温かくなり、芯から安堵しました。エシュムーンに吹く風は、神聖なる風。次元を超えて世界で永遠に生きる魂を取り戻す風です。ずっとここに居たいと感じる美しく、心地良い場所です。ずっと居たい気持ちのまま、次の行動へと動きました。ティールへ向かっていくのです。