五女山に咲く野の花
母が亡くなり
初七日を過ぎずに
先祖発祥の地
五女山へと
悲しみ胸に
風に触れるだけで
涙溢れ
野の花のやさしいことに
心慰められ
悲しみいっぱいの胸は
恋し故郷の地に立ち
支えられ
出直すことを
誓った
夏の日を
忘れない