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 今日は琵琶湖の畔での、いだきしん先生のピアノコンサートがございました。今日の琵琶湖はどこまでも透明で、青い空も白い雲も山々も全て映し出していました。人間の心も映し出してくれるのだと感じ、自然と体が琵琶湖の畔に向かいました。たった一人で過ごす時間は私にとってかけがえのない時でした。一人になることは滅多にないので琵琶湖の畔で 一人で時を過ごしたのは初めてのことです。風が心地良くて水面は常に動き私にメッセージを送ってくれます。ふと古の香りがし、真正面に受け止めた時に、永遠を生きる生き方と世俗で生きる生き方とがはっきりと見える瞬間がありました。私は永遠に生きることを求めてきましたが、永遠に生きることを恐れている自分に気づいたのです。最も求めている生き方をすると決めることなくして生きてる意味はないのだということを認め、受け容れました。琵琶湖の畔でのかけがえのない経験があり、いだきしん先生のピアノコンサートに臨ませて戴きました。これ以上ない素晴らしい素敵なロマン溢れる最高のコンサートメッセージでした。メッセージを読むだけでも心満ちましたが、演奏をお聞きするとメッセージ通りですので、言葉の深い意味や感覚が体に染み渡ってくるのです。私は湖の底に宇宙を見ました。そして湖底は宇宙と繋がっていることも見えました。自分の内に宇宙を感じる時、自由で喜び溢れ生命が躍動します。ここで生きていきたいと生命は望んでいます。そして世俗で生きる時に心が曇り意識も曇り体も苦しくなり、人と対立、分断していくのだということが見えるように分かりました。身の内に宇宙を感じる時、最も静かで静寂の中に音が聞こえてくるのです。静寂の中に聞こえた音は遥か彼方の音でした。身震いする程感動しました。このように生きていけるのが人間ならこちらで生きたいと心から願います。世俗で生き、豊かな感性を濁らせたり鈍くしたり潰して生きることはあまりに悲しい事と身に沁み分かりました。今日から内に宇宙を感じ生きていくことを努めます。どこまでも静かで透明な心を取り戻します。そして聞こえない音まで聞こえてくる感性は未来を予知し、未来を大きく拓いていく生き方ができると分かります。かけがえのない琵琶湖の畔でのコンサート、大変ありがとうございます。

びわ湖ホールにて