2009年は八坂の塔の真下の物件を契約し、カフェを作る準備をずっと行っていました。建築家と打ち合わせをし、様々な備品を探し求め色々な所にも行ってきました。京都は歴史ある街でありますので、景観を守る為に様々な条例があります。それを全て満たしていくという事で綿密な打ち合わせが必要と聞いていました。私は、高句麗の風が吹くカフェと見えていましたので、店内の内装からインテリアまで最初に見えていたのです。以前、高句麗の風が吹くカフェを作るという夢のお告げがありました。どこに作るかをずっと考え、探していました。最初は、ソウルに行きカフェの物件を探したのです。中々いい所がなく、ソウルでカフェを作る事はやめました。そして、八坂の塔の真下の物件に導かれたのです。
ここは高句麗の風が吹くカフェよりないと心に決めていました。建築家から様々な方が色々ご提案して下さったのですが、私はこうするというものが見えていましたので一応アドバイスは受け容れましたが、他の方が提案するものは条例に引っかかり出来ないという結果になっていったのです。そして、結局私が見えた通りが通っていくのでした。歴史あるカフェを作ろうとしていますので、歴史ある街の条例に合わない訳がないと心の中では笑いがこみ上げるのでした。すべて自分の見えた通りに進んでいきました。打ち合わせから準備に今までお会いした事のない業種の方から色々お会いする機会が多くなり、拠点がないとやっていけないという事を感じ始めました。そして、私は京都では夜休む事が出来ないのです。一睡も出来ずに次の日働いたり、活動する事はとてもしんどい事でした。それも、2日も3日も眠れないのです。疲労困憊となってしまいました。そこで、自分の拠点となる家を借りようと決めたのです。