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 北緯40度の地に咲く花々と挨拶を交わし、楽しい時を過ごし、東北センターにて、「本音で生きて下さい」講演会を開催し、コンサートホールへと向かいました。ボランティアの人から草餅を頂きました。草餅はいつも亡き母を思い出します。子どもの頃、まだ近くにあった山と呼んでいた林の中によもぎを採りに行き、小豆を煮、草餅を作ってくれたのです。母が作ってくれた草餅が大好きです。今日母を思い出し、草餅を頂くことができ、コンサートを迎えました。湿気が多く、異臭がする会場にて、たくさんの浮かばれない霊魂が集まっているのが見え、息を詰めて、いだきしん先生の演奏を聴き入りました。在る時、空間がひらかれ、天井を突き抜け、無限な世界が拓かれました。この世界では世界中の人がひとつにつながり生きていけると感じ、胸が拓きます。いつもウクライナでたくさんの方々が亡くなるニュースを聞いています。父母を亡くした子ども達、子どもを亡くした親の気持ちを考えると、胸が張り裂けそうです。全ての人にあまねく注がれるおおいなる存在の愛を、受け容れてゆかれますようにと祈ります。人間の人生を奪うことは、一刻も早く食い止めていくことが世界中の人が取り組むことです。いだきしん先生の演奏を一心にお聴きし、おおいなる存在あらわる世界で生きる生命を経験します。世界中の人がすこやかに生きていける世界が広がり、苦しみ、悲しみにある多くの人がおおいなる存在の愛に抱かれ、生きていけますようにと切に祈ります。生きていける世界を創造してくださる生命賭けの演奏に心より頭を垂れます。ありがとうございます。

盛岡市民文化ホール 小ホールにて