島根、鳥取の地震が起こり、心より皆様のご無事を祈りコンサートに臨みました。今年初めての、いだきしん先生のピアノコンサートは、三鷹市公会堂光のホールで開催致しました。大変文学的な香り溢れるコンサートメッセージを読ませて戴き、胸の中に様々な香りが広がってきました。言葉によって理解しきれない所をピアノ演奏により生命が経験できますことの幸せを噛みしめ、大切に一音一音を聞かせて戴きました。懐かしく文学の香りを辿るように心地良いひと時を経験している時、突然大きな咳の音が聞こえ静寂が壊された緊張と無念さが胸に広がりました。また静かな音に聞き入っている時に、どこかで音がするのではないかとビクついてしまう自分を自覚し、大いなる存在繋がり彼方の世界繋がり生きることに努め演奏を聞かせて戴きました。内から生命の負担が掛かる状態や、人と対立して戦争に加担するような状態が現れています。とても悲しく感じながら、この黒く見えるものをどのようにしたら無くしていけるのかと考えはしますが、無くなることはないことを重々分かっていますので、コンサートの一席に座り音に身を任せていくことよりないと分かり、一心に一音一音を聞かせて戴きます。ありがたいことに音に抱かれ光に抱かれ、黒いものは光に溶けていくのです。心地良く心何も無くなり、彼方とひとつである内面を取り戻します。ずっと心地良いまま演奏を楽しみ、最後に突然喉に何かが絡むように引っかかってきて、咳き込もうとしたのです。急いで口を塞いで押さえ込みました。ちょうど静かな静かな美しい音が 会場中にしみ渡るように鳴っている時でした。この瞬間咳などしてこの空気を壊してはならぬと必死でした。息を止め、苦しみの極みに差しかかった時演奏が終わり、拍手が沸き起こりました。その瞬間思いっきり咳が出ました。何でこんなに大切な時に咳が出るのかと問いました。一部の初めに咳をした人のことを責めたりは到底できない事と頭を垂れました。自分の内にあるからそのようなことに敏感に反応し、嫌がってしまうのだということを認めました。普段から自分の内が何も無く美しければ、このようなことは起きないのだということも理解しました。やはり人間はどこまでいっても内面の環境が外的環境を作るのです。日頃から内面を美しく生きていれば、自分が嫌なことや困ることなど起きないのだということを改めまして身に沁み分かる経験となり、これから内を浄めていくことが大事と身に沁みました。そしてコンサートで、どうにも抜け出し口がない状態が光に抱かれ消えていくことを毎回経験させて戴いていますので、解決の道はあるのです。一人が内面を美しく生きることは戦争に加担しない生き方となります。一人の生き方と世界平和実現の道はひとつであることを、今日はコンサート中生命をもって経験させて戴き、やはりこの道を行くと生きる気力、やる気が満ちてコンサートは終わりました。ウクライナからお越しになった方々も、今日の経験は平和になるとおっしゃっていました。一人一人経験は違っていても平和への道は人間だったら分かるのだということがとても嬉しく希望です。年初めの素晴らしいコンサートを皆様と共に経験できましたことを心より嬉しく感謝申し上げます。ありがとうございます。

三鷹市公会堂 光のホールにて