今日は比叡山の工房にて、いだきしん先生が陶器を創られました。私はマグカップに心模様の絵を描いたり、小さな花瓶に絵を描きました。クリスマスが近づいているこの季節はマグカップが似合うとふと感じ、年末を迎えるにあたりほっと心温まり、体も温まるコーヒーをマグカップに入れて飲んでみたいと心に浮かびました。ふとしたことで心が豊かになり未来へ向かう力が生まれます。生活の場は、内面の光を表す心模様やマーブリングカーテンがあると、とても豊かであることにいつも感謝しています。今日は周りの空気を吸い、心が閉じ暗くなってしまいました。次第に苦しくなってきてしまい、東京に着いた頃にはすっかり心が塞いでしまったのです。いだきしん先生にお話をさせて戴き、何故そうなったかが分かりました。周りの状況が暗く沈んでいることを感じて、そのまま同じになってしまったのです。確かに最近何故こうなってしまったのかと考えることが多いのですが、コロナ禍を過ぎた時から人が動かなくなってしまったことを、いつも何とかならないものかと感じてきました。コロナ禍の時は不要な外出や人に会う事等を避けた方が良いということを皆で了解しながら行ってきましたが、コロナ禍が過ぎても同じ状態が続いていることに不安や恐怖さえ覚えたのです。人間は動かなければ終わってしまうというのは見えることだからです。動き、新たな世界へ向かっていくことが生き延びる事と考えます。異質な文化や世界に触れ、創造が生まれるように動けば新しい風が吹き、新しい空気を吸い、新しい景色に出会うのです。その時色々なことが閃き、動き始めることが楽しいです。動かぬ空気が動くように何とかしたい気持ちでいつも表現を考えさせて戴いています。いだきしん先生のコンサート程、内面が開き一気に変化し飛翔できる経験はございません。まずはコンサートに足をお運び頂けますように表現し続けていきたいと考えます。次は17日狛江エコルマホールでの、いだきしん先生のピアノコンサートがございます。生きる上で一番要の経験ができる、かけがえのない尊いコンサートでございますので、万難排しお越し頂きたいと願い心からお待ちしています。ありがとうございます。

