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 大雨の東京を発ち京都へと向かいました。新幹線の窓に打ち付ける雨の音があまりに激しく強く打ち付けるので、海の中にいるようで恐怖さえも感じました。運転を見合わせることもあるとのアナウンスに不安になりましたが、どんな時も大いなる存在ひとつであろうと生命の中心を感じ過ごしました。やがて日が差し、緑の野に太陽の光が照らされる風景が見えるようになり、空は青く晴れ渡っていました。今日の出来事と同じと感じます。困難があっても最後はどんでん返しで大逆転となり、良い結果に向かっていくのです。この度のどさまわり活動は、どんな困難でも最後は良くなるように動いていくのだと教えられたようでした。京都に着き、八坂「高麗ギャラリーカフェ」に向かいました。夕暮れ時、たくさんの外国人が観光していました。私も坂道を下りながら八坂の塔を眺め、京都の山々を眺めました。国創りの風に吹かれ、きっと古の高句麗人もこの場面を見ていたであろうと感じると、人間の人生、生きることの不思議さを感じ、とても深く内面を感じるのです。千年超えてなおあり続ける八坂の塔、千年超えてこの塔を見続けてきた人間、そして未来もこの塔を見るであろうたくさんの方々のことを考えますと、人間が生きることを形に表すことの凄さも改めて感じるのです。スタッフや仲間達と共に夕食をし、久しぶりに憩いの時を過ごしました。何と言っても1日の最後は、いだきしん先生が焙煎された「魂」コーヒーです。最近はコーヒーの淹れ方を極めています。今日のコーヒーはとてもまろやかで爽やかで芯がありながらも、心身洗われるような体感でした。とても美味しくて、夜遅くまでも心地良さがずっと残っています。明日は木津川で「高麗恵子語り 人生」をさせて戴きます。高句麗、縁がある地です。たくさんの魂が待っていることを感じます。魂との出会いが生まれ、人間も魂も蘇り魂輝く時を…と望みます。

六本木/KEIKO KOMA ギャラリーにて