地元深大寺の桜並木は水に洗われたような桜が、空間に浮いて咲いていました。今日が一番綺麗だねと言いながらお別れを告げて東京を発ちました。桜吹雪が舞い、水に桜の花が浮かんでいる光景は日本人の心を感じ、とても内面が深まります。たんぽぽの花や菜の花の花、白い木蓮、色とりどりの花が咲く春は美しいです。子供の頃描いた夢が蘇ってくるのです。今年こそ叶うと胸の内に光が灯るのです。木々の緑も新しい生命エネルギーに溢れ、水が流れているように清々しく、とても清らかです。自分の生命の内からも新しい生命が生まれるように力が生まれてくるのです。自然の生命は美しく、力強く、素晴らしいです。自然の生命ひとつとなって生きていきたいと望みます。木々、山々を眺めながら北上し、盛岡に無事に辿り着けました。震災後初めて盛岡に来た時のことを思い出しました。早春の風が吹く北の大地に立ち、生まれた本音は、今現しています。ここに家を作り拠点を作りました。まさか盛岡に家と拠点を作るとは、考えたことも想像したことも夢にも見たこともありませんでした。生まれた本音が実現したのです。毎月盛岡に来させて戴き、自然の生命のエネルギーに癒され自分を取り戻し、人間であることを取り戻すかけがえのない機会となっています。半年ぶりにNPO高麗東北センターにて、いだきしん先生の応用コースを開催できますこと、そして翌日は盛岡市民文化ホールでの先生のピアノとパイプオルガンのコンサートが開催できますこと、何よりうれしくありがたい気持ちでいっぱいです。皆で共に経験できれば幸せです。ありがとうございます。