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 久しぶりの京都での「高句麗伝説」です。赤地の生地で大きな梅の花が描かれた着物を着させて戴きました。昨日の着物は黄金の生地に四季折々の絵柄が描かれていました。今日の着物は今より着られないと感じる、また今にピッタリな梅の花の絵柄を選ばせて戴きました。八坂の塔の真下に高麗ギャラリーカフェを作らせて戴きましたきっかけは、八坂神社の境内に立つ梅の花の輝きに引き寄せられ、木の下で聞こえた魂の声を詩に表したことでした。「ここに高麗を、ここに高麗を」と詩を書きました。そして偶然の巡りで八坂の塔の真下に高麗の看板が立ったのです。古の都の礎に高麗の魂を見ました。今日は高句麗の暮らし、祭り、生き方をそのまま語れる「高句麗伝説」でした。いだきしん先生の演奏は歴史のロマンあふれずっと聴いていたい、大変ロマンチックな素敵な演奏です。高句麗王もそのままあらわる演奏に、二千年前に生きた東明王様にお会いできる喜びに震えました。そして大好きな好太王様にもお目にかかれ、共に生きている生命の躍動は生きていて最高にうれしい時です。高句麗の真あらわるとは、私が高句麗を語るのだということに気づきました。今までは「高句麗伝説」をしているのに高句麗を語ることに遠慮がありました。何か自分の内に語ることを留めるものがありました。今日はおおいなる存在と共に生きることを目指し舞台に上がりました。何も留めるものもはだかるものもなく自由に表現が生まれました。最後の五女山の夢を詩に表した時の会場から溢れ出る拍手と私も共に拍手した時の感動の経験は、これからを生きる力となります。忘れることのできない感動の経験です。素晴らしい「高句麗伝説」を開催できまして誠にありがとうございます。詩に表していますように人間が健やかに生きていける平和な世界を創るため生きて参ります。ありがとうございます。

京都府立文化芸術会館 ホールにて