節分の今日は、背中に覆い被さってくる重荷が苦しく、自分の内にある余計なものを祓うように「鬼は外」と言いました。府中でのいだきしん先生のコンサートでは一席に座らせて戴くだけで、重荷はとれ、ざわつきもなくなりました。いつもながらすごいと感服します。今日は、インドのことを感じる一部のコンサートでした。神の鳥ガルーダが鮮明に見えました。私に何を告げているかと考えます。そして2部はモンゴルで馬に乗って草原を走っている体感でした。本音が生まれた瞬間を思い出します。モンゴルでは言葉は通じなくても何ひとつ不自由しませんでした。同時に分かり合える生命感覚がありました。雨が降ってきたと思った瞬間には傘を差してくれる人がいました。夜道を明かりがひとつもない暗い道をどう歩いて良いかわからずに途方に暮れているとそっと腕をつかみ、寄り添い歩いてくれる人がいました。最後には入国カードを失くしてしまった私に、モンゴル紙幣を下さる方が突然現れたのです。飛行機が飛び立つ寸前でした。その方の連絡先を尋ねる時間もないまま、返せないということだけ必死に伝えましたが、私に下さったのです。夢でも見ている気持ちでした。飛行機が飛ぶ寸前となっている時間でしたので、モンゴルに取り残されるよりない状況であったのです。こんなことがあるとは驚きました。今日のコンサートではこの時のことを思い出しました。私はこの時の恩を心に刻み生きてきました。今日のコンサートは不思議な経験をしました。いつもと違う経験でありながら、世界中を旅してきたような体感です。私は世界中の人にいだきしん先生のコンサートをご経験頂きたい気持ちで生きていますので、世界中の神々、魂が共に動いて下さっていると感じました。気持ち、本音を表し生きていきます。ありがとうございます。
府中の森芸術劇場 ウィーンホールにて