2006年8月5日 Al Kifah Al Arabi誌掲載

NPO高麗へ感謝を表する

レバノン大学芸術学部教授 ガジ・カフージ氏

とてつもない野蛮な行為、人種偏見で爆撃を繰り返すイスラエルが何と多くの子供たちを殺害し、土地を焼き払い、家々、病院、工場、橋を破壊したことか。この悲惨な戦争と民族浄化が進行する中でいかに国内、海外、アラブ諸国の抗議の声は弱いことか。突然女性の言葉で極東からいまだかつてない声が偉大なる詩人高麗恵子よりあがった。すでに彼女のことを知っているレバノン人も多いが彼女はわれわれの友人であり賞賛すべき生まれながらの詩人、現在は有名なNPO高麗の代表でもあります。彼女は著名な音楽家いだきしんと共にレバノンとの連帯を表する詩と音楽のコンサートを開催することにしました。同時にNPOとして医薬品支援など人道的支援活動への取り組みも早期から表明しています。高麗さんは言います。「すばらしい文化自然のあるレバノンの惨状を憂います。レバノンとはある神秘的つながりがあります。はじめてティールを訪れた時、そこが聖なる場所であることが魂でわかり。ビジョンが見え、生きる希望に満たされ出会いがあります。何千年にわたって全ての河を受け止めた海の輝き、フェニキアの地ティールは天の光注がれています。今の現状は死ぬほど辛く感じます。今おきていること、過去から繰り返してきたことが大変辛いです。ティールは私のふるさとであり子供、すべての人々、遺跡(バールベック、ビブロス、ティールなどユネスコ指定遺産でもあります)を守り、戦火をやめなければなりません。しかしレバノンは過去においても未来でも繁栄の地であり乾くことなく、黄昏を知らない曙の土地でありつづけます。聖なる光に満ち、その聖火が消えることはありません。」詩人高麗さんは昨年8月25日にティール遺跡にてコンサートを行ったことで知られています。音楽家いだきしんと共に愛から発するその文化活動と先見性は我々に実にたくさんのことを語ってくれます。レバノン人、ティール住民の代表として心から感謝の意を表したいと思います。常に高麗さんと我々は魂でつながっていますので高麗さんの天の光が我々を平和と愛の世界へと導いてくれますように。