Alwan誌(2013年7月)に掲載されたアラビア語記事訳

Idaki Shin 平和と愛の使命を受けた生命

レバノン大学芸術学部教授 ガジ・カフージ氏

 音楽家IDAKI SHIN氏は人生のある時点から音楽演奏を通じて人間の魂を救済し、苦悩や病から人類を解放し平和な世界を実現することに人生をかけて取り組んでおられます。精神のやすらぎを取り戻し、戦争や破壊、殺戮とは無縁な世界実現へと向かっておられます。 日本は広島、長崎に原爆を投下された国であり氏は日本に生まれました。世界平和へと歩む中、近年、津波の大震災、福島の原発事故があり地震などの自然災害の脅威にもさらされています。この様に日本も大変な状況にありながら、氏はレバノンをはじめ中東全域のためにコンサートを継続して開催してきました。その音楽は既存のいかなる音楽とも異なりコンサート会場はいつも神聖な雰囲気に包まれます。Idaki Shin氏が演奏する指の動き、姿から氏の生命が聴衆の生命の内にある苦しみや問題、悩みの因子をすべて引き受け、吸収し、解放していっていることがわかります。このプロセスは全て純粋に精神的な世界で行われます。

また詩人の高麗恵子さんが詩を朗読されるとき過去と現在とが和解する新たな領域を創出し、未来に重くのしかかっていた過去からくる闇の世界を一掃します。そして本来の栄光ある未来がもたらされます。IDAKI SHIN氏の音楽と調和して毎回のコンサートにて現実の事として起るのです。

Idaki Shin氏のソロコンサートは人間の生命には栄光に満ちた光が内在していることを表現し伝えてくれます。このことに気が付くことによって私たちの魂は覚醒し、静けさの中に自己自身と和解する経験が起こり、大いなる存在の栄光のもとに自分が生きていることがわかります。氏のソロコンサートは二部構成となっていますがそれはお互いに緊密に関係し合い、魂の世界で聞き、目ではなくて魂で見るべき特別なコンサートです。コンサート開催時の氏のメッセージには我々レバノンや中東のテーマもたびたび登場しますが、そこには古代からの優れた文明への尊敬と賞賛があります。高麗さんは氏の音楽は話し言葉以上に豊にかつ包括的に真実を語るもととして解かり、人間が生きる上での最も重要なメッセージに満ちたものとしてとらえられます。高麗さんはそれを詩に表現されます。その時私たちの魂も明晰で純粋な世界に飛翔し、苦しみや悲しみから解放されるのです。お二人が表現する世界は無限な光の世界、真実が実現した全く新しい世界なのです。コンサートは常にレバノンへとインターネット中継されてきました。レバノン人を代表して心から感謝申し上げます。そして高麗さんのレバノンへの至上の愛に感謝します。