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東京では雪が降り積り、道路は大渋滞となり、必死な思いで府中のコンサートホールまで行き着きました。着いた時には心から安堵し、この場に来られますことの幸せを感じ、感謝に震えました。大きなどりーむホールでのコンサートはいつも時代が懸かる歴史的な経験をさせて戴きます。今日も予想もできませんでしたが、生まれ変わる経験が起こりました。全身から悲しみが溢れ出し、生きていくことができないと感じる程に悲しみを感じました。どれだけの尊い生命が犠牲になってきた人間の歴史でしょう。あまりに悲しい人生を生き、たった一度の人生を生きていくのです。生命の悲しみが滲み出、一雫の涙が絞り出されていくようにこぼれ落ちる寸前に、源の光が注がれ、新しい生命と生まれ変わるのです。悲しみは愛と変わりました。生命に染み付いた悲しみは愛と生まれ変わり、光となっていくのです。歴史が変わり、時代が変わるとてつもない強い衝撃を受けました。コンサートが終わった後も衝撃が残り、とてつもない悲しみを経験した生命が助かり、今ここに生命在ることが奇跡を見る思いでした。生きて生まれ変わったと感じました。時代は変わります。人間の生き方は変わります。人間であることを忘れ、何かに取り憑かれたようにし実体のないものに価値を置く人間の生き方は虚しく、悲しいかぎりです。多くの人は突然虚しさに襲われ、気づきが起こる空間となったと感じます。人間になるより生きていけない時代となりました。人間が人間となれば、人間が生きていける世界が作られていきます。尊い生命が犠牲となる世界は終わります。今日から生まれ変わり、真の人間とし生きる真の人生を生きていくのです。コンサートで人間となる経験ができますことは、とてつもないことであります。この事実を受け止め、明日から新たに生きていきます。良い世界を創っていく為に・・・。世界中の人が幸せに生きていける世界を作る為に・・・。

府中の森芸術劇場どりーむホールにて