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蒼い鳥

9月最後の日。雨降る中を府中の森芸術劇場へと車を走らせ、大きなコンサートホールに辿り着くと、時代の変わり目を迎える音が聞こえるようでした。コンサートがはじまり、ピアノの音が広いホールの空間を舞うように聴こえます。光の空間から音が生まれてくるように聴こえ、とても素敵なはじまりです。やがて、大きな音の塊は神の存在を感じ、畏れ多く、心に隙がないようにと努めます。神あらわる瞬間瞬間に魂震えます。空間にも生命の内にも光の花が咲き、とても幸せを感じます。ダイナミックな演奏からは、広大な大陸が見え、悲しみの大地が愛に満ち、大陸を流れる大河も愛の流れと変わり、大地に大輪の愛の花が咲く光景が見えました。とっても夢がある美しい光景です。未来は希望と感じます。ある時、最も会いたかった存在が突然現れました。どこまでも澄んだ透明感あふれる蒼い鳥です。魂揺さぶられる存在です。心惹かれてならず、愛おしくてなりません。好太王様と感じています。好太王様の魂とひとつになれ、空間を自由に飛翔できる喜びが生命の内を駆け巡ります。存在することの意味を見ているようで、感動しました。生命から生まれる本音、気持ちを表すことは花が咲くことであると感じ、その花は永遠に咲くのだとわかりました。生きている証となると見え、魂震えてなりませんでした。ありがとうございます。

府中の森芸術劇場 どりーむホールにて