Skip to main content

大変素晴らしい経験をさせて戴いた、京都コンサートホールでのいだきしん先生のコンサートから一夜明け目覚めた朝、窓を開けるといつも見る風景ですが、一本の木を見ていると、毎日会う身内か親しい仲間の様に感じています。「今日はいかがですか」とつい話しかけたくなります。木は木であっても毎日見ていると家族の様に共に暮らしていると感じます。比叡山の木々は、時々淋しく感じる事があります。終わりゆく人生を想うような空気が漂っている時があります。この地に住んでいる方がその様に生きているからなのだと今日は気づきました。コンサート後の比叡山の木々は、未来に向かい、輝いていました。光り輝き未来に向かっている木を見るだけで力が湧いてきます。人間同士も元気な人を見るだけで、元気になれます。どんな時も、未来に向かい元気に生きたいとスタートした一日でした。比叡山にあるお茶室の中庭のマーブリング工房にて、午後の日差しの中、マーブリング染めをしました。今日はとても美しい日です。空は高く、秋の風はやさしい、美しい光が流れる空間です。現われ出た模様は高句麗壁画の様でした。今朝「高句麗 始まり」コーヒーを淹れた時、高句麗軍団が現れ、高句麗壁画に描かれている高句麗の暮らしが生き生きと現れました。戦の世であっても、元気溌剌、活発に光り輝き生きていた高句麗の暮らしが生命の内に鮮明に蘇りました。どの様な時代であっても、人間とし豊かに生きる事が出来る人生は、素晴らしい事と考えます。高句麗壁画に描かれる暮らしが蘇った今日、マーブリングにも高句麗壁画の様な模様が描かれていました。龍が現れたり、四神図が現れ、沢山の生き物、存在が現れました。美しい事この上なく、魂震えるばかりでした。この作品を世界中の方々にご覧頂きたい気持ちが生まれます。今は、コロナ禍で中々海外へ行けませんが、比叡山のお茶室で作品展を開催し、海外に配信する事も世界中の方にご覧頂ける機会と考えます。今日の様な美しい秋晴れの日に、山の斜面にあるお茶室の中庭に作品を展示し、風に吹かれるままに変化をする作品を眺めている光景が見えました。いつの時か実現したいと考えています。生きる毎日が平和実現に向かう日々であります様にといつも願い、はたらいています。今日、見えた事を実現出来る様に動いて参ります。ありがとうございます。

いだき京都事務所にて