レバノン文化振興協会会長、国会議員 Bilal Charraraさんからの詩の訳文です
親愛なるプリンセス高麗恵子様
NPO高麗代表、東京、日本国
タイトル:「高句麗伝説」
激震を感じ、大騒音と共に
大海原から水がせりあがり
校舎や家々の家具を持ち去り
鳥たちからは庭を奪った。
水浸しになって
恐怖のとりことなった。
生命ある感覚を失った。
泳ぐことも漕ぐことも丘へと逃げ走ることもできない。
空間に命綱をもとめむなしく手をのばす。
私の村は目の前で沈みゆく
恐怖は満たされることなく
大海ものどの渇きを潤すことはない
「青の天使」はどこにいるのか
高句麗王朝の復活を待ち
湖から生まれた様々な色の美しい天使たちは
人々の苦しみを癒す
鋭利な叫び声
破壊の物音
大地は大きな音をたてて崩れていく
壁の時計、すべてがバラバラになって落ちてゆく
時間は止まり
太陽も動きを止める
「ピンクの天使」の出番となり
悲しみをともにすることで悲しみは消え去る
かすかな光が残る
私は何をすべきかと問う
私のまわりは死んだ子供たちの見開いた目は、老人の冬の時間に満ち
遠くからも時間の驚くまばたきを見ることができる。
花々は灰となって残るのみ
泥の中から這い上がるバラは水の襲撃からのがれようと
無駄にもがく魂、
その魂の涙が大海に広がり
何もない荒野を悲しみの地とし空の地平線まで水は続いている
様々な人生に彩られた絵画を破壊し
村々の最後の砦を乗り越え
すべての色彩を奪う
ばらばらになった色彩は殺人的な水の流れにあってあちこちに浮かぶのみ
子供たちのための学校は攻撃され
ギターはこなごなになり
ピアノの弦さえも砕かれる。
立ち向かうのは音楽家IDAKI SHIN
日本への愛から
殺人的な大海に挑むその姿は
魔法のランプのごとくに大海を鎮め
あの音楽が戻ってきたことを宣言する。
あたたかい海流は音楽にあわせてダンスを踊り
人々の心を焼き尽くす炎から人々を守り、
枯渇を癒す。
死者は目を開き、平和の内に眠る
人間は海岸から決別し、並木道を往来する人々の生活へと導かれる。
大地は解放され、新しい花々が実を結ぶ。
苦しみから肉体は解放される。
このすばらしい働きをなされるティールの親友であるあなたがたは
いまも音楽で真の戦いを行っていることを知っています。
IDAKI SHIN氏にとっては愛が全てであり
苦しみを共にしながらも希望に満ちておられることを知っています。
音楽で光の世界を広げ、いくつもの丘をこえ、
その光は日本からレバノンにまで届きました
ティールも不可能への挑戦をたえず続けているからです。
巨大な波さえもあなたがたが無害なものとしてくれます。
水浸しになり
地震とともに大音響がとどろき
あなたを襲いました。
しかし、あなたは詩を作り、声を発してそれを詠む時
希望の化身があなたの存在を語り始めます。
だから、お会いした以前からあなたの存在を知っていました
あなたが実現しつつある真の平和について良く聞いてきました。
あなたの詩は魂を愛で育てることを聞いていました。
あなたに出会った時
私たちは恐怖を心の働きから隔離し追い出そうともがいていました。
純粋で真に自発的な愛の表現が必要でした。
愛は山をも動かし不可能を可能にすると聞いております。
私たちはあなたがティール出身であることも知りました。
そのあなたのことを大変心配し、
日本のことを心配し
高句麗のことを心配しました。
高句麗は日本に相似してあり
そのやさしい言葉、木々、香りにつつまれた全てが
災害に見舞われましたという悪い知らせを聞いたからです。
きっとあなたの心も焼かれ
私たちは愛をもって共に立ち向かう時が来たことを知りました。
輝く光と風
全ての自然の力
愛と知恵
力の源泉によって
もう一度世界を開くことができます
ここに私たちのあなたへの愛、
ティールのプリンセスである
高麗恵子さん
あなたへの忠誠を誓います。
栄光に満ち
朝陽を受ける木の輝きのごとくにあり
星の花が開花して生まれたあなたのことは
信じてはおりますが日本のことは心配でなりません。
あなたはすばらしい詩のベールで人々を包みその加護のもとで
子供たちは遊び、かぐわしい詩を読んでいる事でしょう。
夜には悪夢を見、それは自分が斧で襲われるというものでした。
そしてその男は叫びました
長崎
広島
福島
それからプリンセス、あなたが私の夢の中で日本の女王
となって月桂樹の冠をかぶりました。
シルクのネクタイをしていました。
すると恐怖は音をたてて遠くに逃げ去りました。
ピンクの天使が静寂なる精神をもって降り立ち
私たちの苦しみを平和の光が分かち合いました。
大波は静まり
荒れた水は無に帰し
太陽のまなざしの先にあなたがいました。
地震も恐れをなし
あなたはティールの海からやさしい波を連れて行くのを見ました。
そして高句麗の力は
ステージに立つプリンセスの詩の波及力により
IDAKI SHIN氏の音楽とともに死の大海に生命をもたらしました。
海のさざ波にあなたの声を聞き
それは花の風となって飛んで行きました
音楽は夜の苦悩を癒してくれました
私たちは全てを賞讃しました。
なつかしさと暖かさを感じ、愛に満たしてくれたからです。
レバノン文化振興協会会長
国会議員 Bilal Charrara
updated/9th Apr. 2011